発達障害の診断をされる時の流れと持ち物

保護者
保護者

子どもの発達が気になるけどどうしたらいいんだろう?

診断されたらどうなるんだろう?

そのような悩みを抱えて相談したいのに相談できない人は多いと思います

発達の悩みを一人で抱えることは辛いです

専門職に相談することによって、適切な支援先や対応についてを案内してくれます

発達障害の診断を行うのは、児童精神科や小児神経科の一部の医師です

定期健診で勧められたり、かかりつけ医の紹介で受診されるケースが多いようですが、ダイレクトに専門医受診を考えている場合は、まず、保健センターやかかりつけ医など身近な専門家に相談をして情報を得ると良いでしょう

受診時の持ち物

受診に際して、事前に医師から持参するものを指定されると思いますが、それ以外にも、持っていくと良いものがあります

診察の参考になるもの

・母子手帳
・成育歴や病歴の書かれたもの、各種検査結果、お薬手帳など
・育児日記、縁の連絡帳、学校の通知表
・写真やアルバム
・ホームビデオ
・本人の作品(絵や工作物)、学習ノート
・発達検査の結果(あれば)
・紹介状(あれば)

なお、小さい頃の写真、ビデオ、本人が書いた絵、作った工作物なども特性を知る手がかりになります
例えば、絵では色使いや筆圧の感じ、工作では物凄く細かい部分にこだわりがある、と言ったことから子どもを把握するのに役立ちます

カバさん
カバさん

「その子らしさ」が表れているものがあったらぜひ持参しよう!

なお、色々と聞きたいことがあったのに、医師に会ったら緊張して忘れてしまうことも
事前にこれだけは聞いておこう、言っておこうと思うことはメモをして持っていくようにしましょう

診察の流れ

病院によって異なりますが、初診の場合は、問診や行動観察を含めて1時間はかかると思っておいた方がいいでしょう

当日、発達検査や知能検査など諸検査を行う場合はさらに時間がかかります

問診は、保護者との面談がメインです

資料を見ながら、子どもの行動観察からも状態を観察することもありますし、専門のスタッフと一緒に遊ぶ様子を部屋の外から観察することもあります

療育も行っている病院では、診察後に療育体験をすることもあります

そうして、診察や検査などから必要な情報を集めて検討し、その後の計画を立てます

カバさん
カバさん

その日のうちに診断書を出すところまで希望する方もいますが、余程の事情がない限り初診当日に診断名を告げることはないよ!

初診時の評価・見立てとは

その日、保護者の話や子どもの様子から分かる範囲での見立てを告げます

お子さんにはこんな傾向があるかもしれない・・・と仮説を立て、今後どういった治療・療育を行うかを提案し、保護者と相談します

診察を行なった病院が療育も行っている場合は、その日のうちに療育の予約をすることもあります

その後の療育の計画は、専門のスタッフが中心となって保護者と相談し、立てていくことになります

セカンドオピニオンはすべき?

カバさん
カバさん

もし、初診を受けて納得がいかない場合は、セカンドオピニオンを考えることもできるよ!

ただ、また別の病院を探し、予約を取って数ヶ月待つことを考えると、今必要な支援はとりあえず始めてしまうというのも1つの方法です

予約を待つ間、療育だけは初診の病院で始めるというのもいいでしょう

診断の過程で行われる「検査」って?

発達障害の診断の過程で行われる検査には、主に発達検査と知能検査があります。
さらに、子どもの状態によっては、脳の画像診断や脳波検査を行うこともあります

発達検査

身体運動能力や社会性の発達なども含めて、発達水準を測る検査。
「乳幼児精神発達診断法(津守式)」「新版K式発達検査」などが多く用いられ、発達年齢(DA)や発達指数(DQ)を算出するものがある。
検査者が直接子どもを検査・観察して評価を行うものと、養育者の報告をもとに評価をするものがある

知能検査

知的能力を測る検査。
「ウェスラー」「田中ビネー」などが多く用いられ、知能指数(IQ)を算出するものが有名。
障害の有無を判定するのが目的ではなく、子どもの発達状態や困難性を把握し、適切な関わり、指導を考える上での参考とするもの

発達障害の診断を、いつ、どのように伝えるかは、子どもの状態、家族の思い、医師の考え、病院の態勢などさまざまな要因が絡み合うため本当にケースバイケースです

発達障害には医学的な診断基準があり、この診断基準は「〇〇ができない」などマイナスの状態をチェックしていくものです

カバさん
カバさん

だけど大切なのは「どういう支援が必要な子どもなのか」を知ることだよね!

「〇〇ができないから✖️✖️障害なのかもしれない」ではなく「〇〇の特性に合わせた対応をしてみたら、すごく伸びたので、もしかしたら〇〇の傾向があるのかもしれない」という見立てです

大切なのは診断名を告げることではなく、どんな支援が必要な子どもなのかを伝えること

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