普段育児をしていて、このようなことに悩んでいませんか?
いつも通る道が工事中だったので、別の道から行こうとしたら大騒ぎでパニックに
いつもと違うことが許せず、毎日園の帰りに寄るスーパーがお休みの時は、シャッターを叩いて泣いていました
物の置き場所や並び順にもこだわりがあり、掃除するので大好きな人形を別の場所に移動したら、ものすごい勢いで怒っていました
子どもの気になる姿、困った行動には、それぞれ理由があります
同じ行動に見えても、人によって、状況によって、その理由は異なります
そのため大人は「なぜそうなのか」その理由を知った上で関わっていくことが大切です
これならできそう!やってみたい!と思えることから試してみてください
原因:気持ちが切り替えにくい脳の癖
予定の変更が受け入れられない子は、柔軟に考えるのが苦手で、気持ちの切り替えにくい脳の癖があると考えられます
本人の中では、こう、と決めた予定があって、その通りにいかないことが、どうしても許せないのです
また、予定が変更することで、見通しが立たない、これから何が起こるのかわからな状況がとても不安で「こういうことかな?」と想像するのも苦手なので、不安は高まる一方
強い恐怖でパニックに陥ってしまうこともあるよ
気持ちを切り替えるのが苦手なので、一度パニックになるとなかなか落ち着くことができません
安心させようと思って言い聞かせたすると、それがまた刺激になって、不安が高まってしまうこともあるよ
対応の仕方のコツ
まずは気持ちを落ち着かせる
一度パニックになってしまったら、落ち着くまでは何を言っても頭に入りません
周りの安全を確保した上で、子どもから少し離れ、静かになるのを待とう
家の中であれば「クールダウン」のスペースを作っておいて、もやもやした時にはそこに入る、というようにしておくといいでしょう
どんなスペースがいいかは、その子によって違います
子どもと一緒に相談してスペースを作りをするといいよ!
なお、外出先でパニックになることもあるので、どこにいてもクールダウンできる方法を考えておきましょう
例えば、大きめの布を常に持参して、すっぽりかぶるだけで落ち着ける、ということもあります
これも子どもと相談して決めていくといいですね
思いを受け止め変更をお願いする
落ち着いたところで、まず本人の中にある「予定」を確認し受け止めよう
その「予定」は、その子にとって気持ちが安定する大切な予定であり、決められたパターン
それを軽く考えて、簡単に変更してしまわないことです
その上で、「いつもはこうだけど、今日はこう」というように「変更」を強調して知らせます
その際、言葉だけでなく、絵を描いて、どこが(何が)変わったかをわかりやすく伝えるといいでしょう
もし、その変更が一時的なことなら、元に戻すということも伝えておきます
子どもは、「自分の『こだわり』をわかってもらえた」、と実感できると、その人の言うことならと、少しずつ許せるようになってきます
納得して譲ることができた場合は、「わかってくれてありがとう」と伝えよう!
まとめ
今回はパニックになる子への関わり方のポイントを解説してきました
今回の記事の要点をまとめると、以下の2点があります
また、気持ちの切り替えの苦手さは、発達障害からきている可能性がありますので、以下の記事も参考にしてください↓
この記事が、少しでもお役に立てたのであれば嬉しいです
最後までご覧いただきありがとうございました
コメント