音に敏感すぎる、騒音の多いところが苦手な子への対応のコツ3選

普段育児をしていて、このようなことに悩んだことはありませんか?

保護者
保護者

ざわざわした騒音のほか救急車や消防車のサイレンが苦手で、聞こえてくると、その場に座り込んで耳を塞いでいます

保護者
保護者

赤ちゃんの泣き声がダメなこともあり、友達の赤ちゃんが遊びに来た時、泣き出した途端、口を押さえつけてしまい…ますます大声で泣き叫ぶ赤ちゃんにパニックになってしまいます

子どもの気になる姿、困った行動には、それぞれ理由があります

同じ行動に見えても、人によって、状況によって、その理由は異なります

そのため大人は「なぜそうなのか」その理由を知った上で関わっていくことが大切です

これならできそう!やってみたい!と思えることから試してみてください

この記事がおすすめな人

・お子さんが音を嫌がることが多い人
・お子さんの感覚過敏が心配な人

原因

音が危険なものに感じる

カバさん
カバさん

特定の音をひどく嫌がると言うのは、感覚過敏の一つ、聴覚過敏があることが考えられるよ!

聞き慣れない音、大きな音、突然聞こえてくる音は危険なものと判断し、敏感に反応してしまうのです

徐々に識別する力が発達してくると、「これは赤ちゃんの鳴き声だから」「救急車のサイレンだから」と判断し、危険なものでないと考えられるようになるのですが、この識別する力が発達しないと、いつまでも「ダメ」と判断して大騒ぎになってしまいます

また、私たちには小さな音でも、本人にとってはとてつもなく大きな音に聞こえていることがあり、苦手な音を聞き続けると言うのは大変な辛いこと

カバさん
カバさん

触覚過敏と同様、我慢させる、慣れさせるのは適切な対応ではないよ!

子どもは言葉でうまく説明できないので、その苦手な音が聞こえると、耳を塞いで動けなくなったり、大声で叫んだりしてパニックになってしまうこともあります

突然走って外に飛び出したり、赤ちゃんを叩いてしまったり、衝動的な行動に出ることもあるので、注意が必要です

聴覚過敏の子が嫌いな音

聴覚過敏の場合、次のような音を嫌がる傾向があります

・風船の割れる音、打ち上げ花火などの破裂音
・掃除機、ドライヤー、エアタオルなどの機械音
・ホールや映画館、体育館などのざわめきや反響音
・赤ちゃんの泣き声、救急車のサイレンなど甲高い音

対応の仕方のコツ

嫌いな音を知る

子どもは「〇〇の音が嫌」とわかりやすく伝えてはくれません

突然耳を塞いだり、泣いたり、、、そんな子どもの様子から、周りの大人が何を嫌がっているのかを知ること、それがまず必要です

そして「〇〇の音が嫌なのね」と気持ちを受け止めましょう

カバさん
カバさん

わかってもらえたと思うだけで、本人の気持ちはずいぶん楽になるよ!

その上で対応としては、その音を鳴らさない、近づかない、ということを心がけ、極力、その音を聞かなくて済むようにしましょう

もし、どうしても避けられない場合は、耳栓や耳当てなどを用意して、音を遮るようにします

ただ、これらは必要な音も遮断してしまい危険なこともあるので、聞こえなくても大丈夫な環境でのみ使うようにしましょう

また、気持ちが落ち着いているときに「救急車のサイレンの音だから」「赤ちゃんが泣いているね」と、その音が危険なものではなく、心配しなくても大丈夫と言うことを伝えるといいでしょう

カバさん
カバさん

そういう意識で聞くことで、識別する力が育ち、少しずつ大丈夫になることもあるよ!

園や学校の先生と対応を相談

家族と一緒の場合は、ある程度苦手な音を避けるようにできますが、園や学校では、なかなかそうもうまくいかないでしょう

特に、行事や集団活動などでは、苦手な音に遭遇する可能性も高くなります

カバさん
カバさん

あらかじめ担任の先生に、どんな音が苦手かを伝えておき、対応についても話し合っておこう!

相談をしたことで、運動会の笛や音楽を必要最低限に抑えてもらったり、乳児クラスとの交流の時間は、赤ちゃんの泣き声を聞かないよう別室で過ごすようにしたり、個別の対応をお願いできるようになったケースもあります

避難訓練の警報や運動会のダンス曲など、どうしても避けられない場合は、前もって本人に知らせてもらうようにしましょう

カバさん
カバさん

心の準備ができると、いくらか楽になるね!

自分から音を出す

触覚過敏が自分から触れる分には大丈夫なことがあると言うのと同じで、聴覚過敏も、自分で音を出すなら大丈夫と言うこともあります

CDの音楽などを嫌がる場合はスイッチを自分で押して音を鳴らす練習をしてみましょう

小さい音から始めて、少しずつボリュームを上げていきます

カバさん
カバさん

自分で意識して聴覚を使う、と言うことで、拒絶反応は現れず、繰り返すうちに、大丈夫になることもあるよ!

まとめ

今回は音に敏感な子への関わり方のポイントを解説してきました

今回の記事の要点をまとめると、以下の2点があります

まとめ

①音に敏感な要因は、音が危険なものに感じているため
②関わり方のコツは、嫌いな音を避け、避けられない音は事前に知らせたり、自分で音を鳴らして音への拒絶反応を減らす

また、感覚過敏がある場合、以下の記事も参考にしてください

「人に触られることを嫌がる、目が合わない子への対応のコツ3選」
「食事の好き嫌いが激しい子への対応のコツ4選」
「お風呂やシャワーを嫌がる子への対応のコツ3選」
「服のタグや手袋、砂・泥など、肌に触れることを嫌がる子への対応のコツ3選」
「歯磨きや爪切り、耳掃除を嫌がる子への2つの対応のコツ」

この記事が、少しでもお役に立てたのであれば嬉しいです

最後までご覧いただきありがとうございました

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