普段育児をしていてこのようなことに困っていませんか?
特に偏食がひどいわけではないのですが、食事がなかなか進みません
段々と椅子からずり落ちたり、突っ放したり、ひどい姿勢
右手しか使わず、左手はいつもダラーンと下がった状態
気が散りやすく、すぐに食卓を離れてしまう
子どもの気になる姿、困った行動には、それぞれ理由があります
同じ行動に見えても、人によって、状況によって、その理由は異なります
そのため大人は「なぜそうなのか」その理由を知った上で関わっていくことが大切です
これならできそう!やってみたい!と思えることから試してみてください
原因
偏食以外で食事がスムーズに進まない要因として、姿勢を保てない、不器用、注意散漫などが考えられるよ!
こうした姿は全て「お行儀が悪い」と捉えがちで、叱られる要因になります
食事のたびに注意されるので、食事自体が嫌になってしまうことも少なくないよ!
姿勢を保てない
食べる時の姿勢には、体内で感じる固有覚や前庭覚が関わっていますがこの感覚が鈍いと良い姿勢を保つのが難しく、椅子からずり落ちたり、テーブルに突っ伏したり、だらしない格好になります
不器用
手先が不器用なのも感覚の働きが関係していますが、スプーンやお箸をうまく使えないと、こぼす量は多くなります
上手く食べられないとイライラしてしまうこともあるでしょう
注意散漫
注意散漫の場合、気になることがあると食事中でも構わず立ち歩き、そのまま遊び始めてしまうことがあります
感覚が鈍いことから、ムズムズしてつい動いてしまうこともあります
対応の仕方のコツは環境作り
その子が落ち着いて座っていられない要因をわかった上で、それに合わせた環境作りをしていきましょう
姿勢の保持が必要な場合は、椅子やテーブルを見直し、不器用な場合は、使いやすい食器に変えてみましょう
気が散る子には、いろいろな刺激が入りにくい席にする、といった工夫です
家族一緒に食卓を囲み、食事が楽しくなる雰囲気つくりも大切だね!
座り姿勢については、実際に手で支えて正しい姿勢を作り、体感していくといいでしょう
正しい姿勢の絵や写真を見せることでイメージしやすくなるので、試してみるのもいいでしょう
なお、姿勢の崩れや不器用さは、感覚の偏りが原因です
環境を整えることと合わせて、座っていられる体作りも考えましょう
まとめ
今回は食事に時間がかかる子への関わり方のポイントを解説してきました
今回の記事の要点をまとめるとまず、以下の2点があります
また、食事について他の記事でもまとめていますので、よろしければ参考にしてください↓
・「こだわりの強い子への食事の対応4選」
・「子どもの食べないと戦うコツ」
また、落ち着きのなさはADHDの可能性もありますので、、ADHDについての理解も深めたい方はこちらを参考にしてください↓
・「注意欠如多動性障害(ADHD)の関わり方のコツ8選」
・「公共の場で騒ぐ、よく迷子になる子への対応の仕方4選」
この記事が、少しでもお役に立てたのであれば幸いです
最後までご覧いただきありがとうございました
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