普段育児をしていて、このようなことに悩んでいませんか?
友達の持っているおもちゃを「貸して」と言いながら、次の瞬間には奪い取っています
紙芝居を見ているときも、前に友達がいるのに押しのけていくため、周りからはブーイング
今まで家にいる時は、そんなことはなかったので、園の先生に言われて初めて知りショックです
子どもの気になる姿、困った行動には、それぞれ理由があります
同じ行動に見えても、人によって、状況によって、その理由は異なります
そのため大人は「なぜそうなのか」その理由を知った上で関わっていくことが大切です
これならできそう!やってみたい!と思えることから試してみてください
原因
やっていけないことと知らない
わかっているけどついやってしまう子と、わからないでやってしまう子がいるよ!
おもちゃの取り合いや自分の思いを押し通すなどで友達とのトラブルが絶えない・・・・こうしたケースは、保育所や幼稚園に入って初めて気づくことも多いようです
家庭では大人がうまく譲ったり受け流したりするため、特に問題視されないからです
衝動性
「貸して」と言ったそばから取ってしまうというのは、衝動性が高く、行動を抑えられないということが考えられるよ!
他にも、友達を押し除けたり、叩いたり、トラブルが起こりやすくなります
多くは、何がいけない行動かわかっているので、後から「またやっちゃった」と落ち込んだり反省したりします
相手の視点に立てない
相手の視点に立てない思考の癖がトラブルの原因になることもあるよ!
自分の視点しかないと、「友達は嫌なんだよ」「〇〇君もこのおもちゃ使いたいんだって」などと言っても、通じない、わからない、ということがあるのです
「僕はこのおもちゃを使いたい」=「そのおもちゃを取る〇〇君はずるい」という発想です
中には、人とのやりとりや適切な振る舞いかたを学んでいないということも
多くの子が生活経験を通して身につけていくことが、自然には身に付きにくいタイプの子だね
対応の仕方のコツ
クールダウンして気持ちを受け止める
衝動的に行動してしまった場合、いきなり頭ごなしに「取っちゃダメでしょ」「叩いたらダメ」と叱っても、興奮した状態では、あまり聞こえていないということがあるかもしれません
必要に応じて別の部屋など静かなところに移動し、クールダウンさせよう!
そして落ち着いたところで、まず「あのおもちゃが欲しかったのね」と子どもの思いを受け止め、共感します
それにより自分の気持ちがわかってもらえたと感じると、大人の話が少しずつ入っていくようになります
喧嘩にならないスキルをつける
気持ちを受け止めた上で、「でも、その行動は違うよね、いけなかったよね」と伝えましょう
そして、正しい行動を教えます
子どもの理解力や気持ちの状態によっては「どうしたらよかったのかな?」と聞いて、一緒に考えてもいいですね
「おもちゃを使いたかったら貸してって言えばいいんだよ」「相手がいいよって言ってから取るんだよ」など、正しい行動を確認します
「貸して」というのはわかっているけど、言ったと同時に取ってしまうという場合は、「貸してという時は、手をももの横につけるんだよ」と教えるといいでしょう
「勝手に取っちゃダメ」と言うよりわかりやすいね!
「相手の気持ち」は難しい
相手の視点に立ちづらい子には「お友達も使いたかったんだよ」などと相手の視点で言い聞かせようとしないようにしましょう
まず、「〇〇したかったんだね」と本人の気持ちを受け止めた上で、「それは相手も同じ」と伝えていくのです
相手の視点というのは、そう簡単に理解できるものではなく、教えるのは根気のいることですが、ゆっくりでも必ず身についていくので、諦めずに繰り返し伝えていってください
まとめ
今回は友達とのトラブルが多い子への関わり方のポイントを解説してきました
今回の記事の要点をまとめると、以下の2点があります
また、相手の視点に立てない子の場合は、以下の記事も参考にしてください↓
・「話が一方的で、会話が成立しにくい子への対応のコツ3選」
・「人の嫌がること・傷つくことを言ってしまう子への2つの対応のコツ」
この記事が、少しでもお役に立てたのであれば嬉しいです
最後までご覧いただきありがとうございました
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