1〜3歳児で保健師が「あれ?」と発達が気になる子

他の子たちと比べて〇〇できない、ちょっと気になる

もしかしたら、発達障害かも・・・・

という思いを持たれている方がいるのではないでしょうか

ここでは1〜3歳の気になる姿を紹介していきます

「できる・できない」を確かめるのではなく、この部分が少し育ちにくいのかも・・・・という視点で、今、子どもに必要な関わりが何かを知る手がかりにしてください

月齢ごと気になる点

1歳〜1歳5か月

・親に甘えてこない
・呼んでも反応がない

1歳6か月

なかなか歩かない、動かない

2歳

言葉が出ない、しゃべっても単語を言うだけ

2歳6か月

ひどい癇癪で、1度怒り出すとなかなか収まらない

3歳

動き回り、一時もじっとしていない、すぐどこかに行ってしまう

行動ごとの気になる点と対応の仕方

動きすぎ・動かなすぎ

カバさん
カバさん

運動能力が著しく向上するこの時期、動きが活発になるのは、発達として当然だよ!

多動が激しく、一時もじっとしていないからといって、あまり気にする必要はありませんが、体の内側から突き動かされるように動き続ける、逆に動かなすぎと言う場合は少し気をつけてみてみましょう

体の内側に感じる感覚がうまく働いていないことが考えられます

また呼びかけても聴こえていないというほどボーっとしとた状態が強いのも、この時期の発達としては少し気になる状態です

問題になる姿

突き動かされるように動き続ける、ずっとボーっとしている

言葉の発達がなかなか進まない

発達の偏りから人への関心が向きにくい子は、0歳児で声や言葉を聞き分けるといった言葉の発達がなかなか進みません

元々のスタートが遅れるのですから、多くの子が話し始める1歳半になっても、言葉が出ないということになります

重要なのは言葉を共有する人とのつながり

カバさん
カバさん

まずは、大人との関わりの中で語彙を獲得していくことを考えよう!

言葉の発達は、個人差や環境(関わり方)に大きく左右される

人との関わりを求めない

ものすごく人を求めるこの時期、人に関心がなく目が合わない、親の顔さえ見ないという子がいます

なんで親を求めてこないのだろうと、悲しくなってしまうことも

少し意図的に関係を作っていく必要があります

カバさん
カバさん

まずは親子の1対1の関係作りを丁寧にすることから始めよう!

(↓お子さんが好きなおもちゃを探す参考にしてみてください)

「いや」「だめ」「自分で」の毎日

「自分でやりたい」という主張が強くなる一方、思うようにできなくてイライラしたり、自己主張が強すぎて反抗的になったりしますが、それも大切な発達の過程。
おおらかに見守りたいものです

着替えや物の片付け方など、子どもなりのこだわりがあって、その手順で進めないとだめ、ということもあります

その主張は尊重しつつ、でもここは手伝わせてね、という折り合う方法を探していけるといいですね

カバさん
カバさん

手伝う時もさりげなく本人がやってる感を得られるような手伝いが良いね!

自己主張が強すぎる子・全くない子

あまりにひどい癇癪が長く続く場合、これも発達過程と捉えるか、少し心配な状態と捉えるか、難しいところです

逆に、全く自己主張がないのも気になります

園など集団生活においては、場面に関係なく癇癪を起こす、全く周囲に関心を示さないなどは気になる状態と捉えられることが多いです

保育者さんから「少し心配なんですが・・・」と話を向けられることがあるかもしれません

これらの姿の背景に発達障害があることも考えられますが、この年齢の場合、診断をするのは難しいケースがほとんどです

カバさん
カバさん

障害かどうかを気にするより、何に困っているのかを知り、適切な対応を考えることが大切だね!

園側と相談しながら、適切な関わり方を探していけるといいですね

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