0〜1歳で保健師が「あれ?」と発達が気になる子

他の子たちと比べて〇〇できない、ちょっと気になる

もしかしたら、発達障害かも・・・・

という思いを持たれている方がいるのではないでしょうか

ここでは0〜1歳の気になる姿を紹介していきます

「できる・できない」を確かめるのではなく、この部分が少し育ちにくいのかも・・・・という視点で、今、お子さんに必要な関わりが何かを知る手がかりにしてください

月齢ごとの気になる点

3か月頃

泣かない、あやしても笑わない、反応が薄い

6〜9か月頃

・寝返りをしない、座らせてもすぐに倒れてしまう
・抱っこやおんぶを嫌がる
・人見知りをしない、親の後追いをしない

泣き過ぎ・泣かなすぎる場合は…

感覚が敏感すぎて不快を強く感じているか、もしくは鈍感すぎて不快を感じられない。
「泣く原因がはっきりしているか?」「その原因を取り除くと泣き止むか?」
という視点で捉えていく

行動ごとの気になる点

運動発達

3、4か月頃から自分の意思で体を動かせるようになります。
首が座り、寝返りをし、少しの間座っていられるようになります

カバさん
カバさん

発達が2、3か月遅れても心配することはないよ!

周囲の人やものに興味を示し、体を動かそうとしているかを見てみましょう。
動こうとする意欲があるかどうかが最も重要!

運動発達を促す対応

それでもなお、動きが気になるという場合、やはり感覚の視点で考えます

例えば、寝返りやお座りができないのは、関節の動かし方や力の入れ加減がわからない可能性があります

カバさん
カバさん

関節や筋肉に刺激を入れることやマッサージが有効だよ!

また、抱っこやおんぶを嫌がるのは寝ている姿勢から急に体勢(頭の位置)が変わることで、バランス感覚の不安定さを強く感じている場合があります。
まず寝ている姿勢で抱っこし、少しずつ縦に抱くようにしてみましょう

カバさん
カバさん

触覚が敏感で触られるのが嫌ということもあるので、その場合は触っても大丈夫な場所や触り方を探そう!

原因を探して、その子に合った方法を実施

抱っこや触られることを嫌がる子の場合、どうしてもスキンシップが少なくなり、それが愛着を築きにくくする要因になることもあります

共同注意

10か月頃には「共同注意」という視線や指差しなどを利用して大人と一緒に同じものを見ることができる子が多いですが、この発達も個人差があるので、この時期に指差しや共同注意が見られなくても焦ることはありません

しかし、お母さんと視線を交わし、交流が成立しているかどうかは観察してみましょう

笑わない・人見知りをしない

愛着が形成されるこの時期に、あやしても笑わない、反応が薄いというのは、人への関心が芽生える前の段階、人より物へ関心が向いているのかもしれません

カバさん
カバさん

赤ちゃんが見つめるものの横に大人の顔が来るようにするなどして、人の顔に気づかせていこう!

人見知りや後追いをしないのも、すぐに心配する必要はありませんが、人への関心を育むことは大切です

「いないいないばあ」など、大人との1対1が成立しなくても、おもちゃを間におくと楽しく遊べるのなら、その際、視線が合う機会を捕まえて褒めたり、その子の喜ぶスキンシップ(くすぐる、頭を撫でるなど)をしてみましょう

おもちゃへの関心を、徐々に大人へとスライドしていけたら良いですよね

人への関心が薄くても、関心が向くように関わり続けることが大切

(↓お子さんに合ったおもちゃを探したい方は参考にしてください)

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