普段育児をしていて、このようなことに悩んでいませんか?
いつも一人で黙々と遊んでいる
家では静かでいいのですが、園や学校でも、友達との関わりはほとんどないようで、心配
遊びもいつも同じで、友達が混ぜてといっても無視しています
一緒に遊ぼうとそばにきた友達を、突き飛ばしてしまうこともあります
子どもの気になる姿、困った行動には、それぞれ理由があります
同じ行動に見えても、人によって、状況によって、その理由は異なります
そのため大人は「なぜそうなのか」その理由を知った上で関わっていくことが大切です
これならできそう!やってみたい!と思えることから試してみてください
原因
多くの子たちは、3歳頃から友達と一緒に遊ぶことを楽しみ始めますが、人への関心が薄く、興味の偏りが強いと、4歳を過ぎてもいつも一人、同じ遊びを繰り返す、ということもあるのです
人への関心が薄い
人への関心が薄い、目が合わないというのは、自閉症スペクトラム障害の特性でもあるコミュニケーション力の育ちが関係しているかもしれません
人より物への関心が強い場合、意識して人との関わりを作っていかないと、人間関係はなかなか広がらないよ!
こだわり
また、いつも同じ遊びをくりかえるというのは、興味の偏り・こだわりが考えられます
興味・関心の範囲がとても狭いので、興味のあること以外には全く意欲を示さないのです
混ぜてと言って入ってきた友達を突き飛ばしてしまうのも、その相手が嫌なのではなく、自分の思い通りに作っている世界を壊されると感じて、避けようとしただけなのかもしれません
外に意識が向いていないので「混ぜて」という声も耳に入っていないかもしれないよ!
対応の仕方のコツ
好きな遊びから人との関わりに繋げる
一人遊びから、他の子を意識し始めるのが2歳ごろ、実際に役割分担をしながら友達と交流してごっこ遊びやゲームをするようになるのは3歳ごろからと言われています
そのため、4歳過ぎても全く友達に興味を示さず、いつも一人という場合、少しでも周りを意識したり、遊びの幅を広げたりということを試してもいいかもしれません
ただ、同年齢の子とでは、やりとりの中で自分の予測と違うことが起こりやすく、不安が増す可能性があります
その点、大人は子どもに合わせて遊ぶことができるので、まずは親子二人で遊ぶことから始めましょう
本人が今、興味を持ってやっている遊びから広げるのがいいよ!
電車を並べて遊んでいるなら、隣で駅や車庫を作ってみるとか、お客さんを乗せてみるとか
初めは、本人の遊びのパターンを崩さないことが大切です
それを繰り返すうちに、遊びの中で楽しい気持ちを共有したり、視線を交わしたりということが増えてくるよ!
大人と一対一の遊びに慣れてきたら、少し年上の兄弟や友達、そして同年齢・・・というように、少しずつステップアップしていきましょう
好きなことに没頭できる時間を保障する
入園・入学や進級で環境が変わると、不安は強まるよ!
園や学校では、緊張する場面、我慢しなければならないことも多いので、せめて家では好きなことに没頭する時間を保障しましょう
毎日、家に着いた途端、お風呂場のシャンプーリンスの並んでいるのを確認し、ミニカーを全部並べ直して、初めて落ち着くという子もいます
帰ってからずっと好きなブロック遊びをしている、という子もいます
園や学校での変化に富んだ生活で疲れ切っているので、家で「変わらないもの」をみて、気持ちを落ち着かせてるよ!
そんな姿が見られたら、「ああ、この子は園(学校)で、すごく頑張っているんだな」と思って静かに見守ってほしいと思います
まとめ
今回はいつも一人でいる子への関わり方のポイントを解説してきました
今回の記事の要点をまとめるとまず、以下の2点があります
対人関係ついては、こちらの記事でも解説していますので、ぜひご覧ください↓
・「人に触られることを嫌がる、目が合わない子への対応のコツ3選」
また、いつも一人でいる子には自閉症の子が多いです。自閉症について詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください↓
この記事が、少しでもお役に立てたのであれば嬉しいです
最後までご覧いただきありがとうございました
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