年齢が小さければ小さいほど、障害を見分けるのはむずかしいものです
カバさん
「ようすを見ましょう」になるのもやむを得ないね!
特に、2・3歳での「ちょっと気になる子」、グレーゾーンの子どもでは、診断は不可能と言ってもいいと思います
また、障害の様相がかなり濃いと思われる子どもについての診断を医療機関に依頼しても、すべての医師が発達障害の幼児についての知識と経験を豊富に持っているわけではありません
それに医療機関では、診断はしても、毎日の暮らしの上でのアドバイスや成長の見通しなどについては不十分であることが多いものです
具体的なかかわり方をアドバイスできるようにするための前提として、健診にあたるスタッフは、「発達障害」についての全体像をつかんでおく必要があります
ここでは、基礎的な知識をまとめてみました
発達障害とは
発達障害とは「脂生期を含めた発達期に、きまざまな原因が作用して、中枢神経系に障害が生じた結果、認知、言語、社会性および運動などの機能の獲得が障害される状態」のこと
障害の状態としては、発達の速度がゆっくりになることや、発達の状態にアンバランス(偏り)が見られるものなど、いろいろです
発達障害の種類
発達障害は子どもの時期に起こる障害で、内容的には、
- 精神発達遅滞(MR)
- 広汎性発達障害(PDD )
- 学習障害(LD)
- 多動性症候群(ADHD)
それぞれの発達障害について詳しく知りたい方は以下の各記事を参考にしてください
・「今さら聞けない自閉スペクトラム症(ASD)とは」
・「今さら聞けない!その落ち着きのなさは異常?」
・「今さら聞けないLD(学習障害)」
・「今さら聞けない注意欠如多動性障害(ADHD)とは」