その子にあった発達の相談・支援先11選

子どもの発達相談を支援するところとして、様々な機関があり、随時相談を受け付けています

保護者
保護者

発達について相談したいけどどこに相談したらいいの?

そんな思いに応えていきます!

それぞれ、どんな人がいて、どんなことを行なっているのか、この記事で学んでいきましょう

この記事がおすすめな人

・お子さんの発達相談がしたいのに相談先がわからない人
・発達の相談や支援先の種類を知りたい人

子育ての相談をしたい

・保健センター:総合的な相談
・子育て支援事業:専門家による育児相談
・保育施設:身近な相談先
・子ども家庭センター:預けたい時
・児童相談所:発達検査、手帳

保健所・保健センター

各自治体にあり、就学前の子どもの発達において、一番身近な相談機関と言えます

乳幼児健診の際に保健師に相談し、医療や療育など専門機関に繋いでもらうこともできます

この時期はまだ専門的な診断より、気になる育ちの様子を見てもらう、という意識で良いでしょう

カバさん
カバさん

電話や訪問による相談にも乗ってくれるよ!

子育て支援事業

子育て家庭の支援活動を行います

各自治体による公的機関から、民間団体が運営するものまで様々、サービス内容はいろいろで、専門家による育児相談を受け付けているところも多くあります

保育所・幼稚園

自治体やその施設によって対応は異なりますが、基本的に子どもとその保護者の支援を行います

就園後は一番身近な相談機関ですが、子どものことを理解してもらえず、担任との関係があまりうまくいっていないと、話しづらいということもありますよね

その場合は、園以外の所で相談相手を探しましょう

在園児以外の地域の親子を支える取り組みとして、園庭開放や育児相談などを行なっている所も多くあります

保育士や看護師・栄養士などに相談でき、近所のママ・パパと知り合ういい機会でもあります

子ども家庭支援センター

18歳未満の子や子育て家庭のあらゆる相談に応じる他、ショートステイや一時預かりなど、在宅サービスの提供やサポートを行なっています

地域の子育てに関する情報も多く持っています

児童相談所・児童相談センター

18歳未満の子を対象とする相談の総合的な窓口です

発達障害の相談も受け、必要に応じて、発達検査や診断を行うこともあります

療育手帳の交付や各専門機関の紹介なども行います

療育手帳について詳しく知りたい方は「発達障害の診断を受けたら療育手帳や受給者証は必要?」の記事を参考にしてください

就学・教育の相談がしたい

教育委員会・教育センター

各自治体にあり、学校教育全般に関わっていますが、その中の教育相談事業として、支援を必要とする子どもの就学相談を受け付けています

就学相談は、就学前年に限らず早期からの相談ができます

就学後は教育相談として、特別支援教育関連の相談もできます

小学校

各自治体や学校によって対応は異なりますが、基本的に在籍している子とその保護者の支援を行います

校内に配置されているスクールカウンセラーや特別支援教育コーディネーターなど専門家に相談することもできます

そこからさらに専門機関に繋いでもらうこともあります

医療機関

発達障害を専門に見るのは、児童精神科・小児神経科の一部の医師で、診断もそこで行われます

療育まで同院内で行う所と、療育は別機関と連携して行う所があります

その他普段見てもらっているかかりつけ医(小児科医・内科医)の中にも、発達障害の詳しい医師がいることがあるので相談してみてもいいですね

診断について、詳しく知りたい方は「発達障害の診断をされる時の流れと持ち物」の記事を参考にしてください

療育機関

主に発達に偏りがある子を対象に、必要な療育・指導を行います

心理や言語・作業療法などの専門家が、個人の特性に合わせた療育を計画し、指導にあたります

親子通園施設や言葉の教室なども療育機関の1つです

小学生以上も受け入れる療育機関は少ないので、就学以降は「放課後等デイサービス」を活用しましょう

療育について詳しく知りたい方は、「療育機関ってどんなところ?」の記事がおすすめです

発達障がい者支援センター

各都道府県に1箇所以上あり、幼児から成人まで発達障がい児・者を対象に、相談、発達支援、就労支援を行います

近くにない場合は、電話相談も受け付けています

子ども発達支援センター

主に子どもの発達や療育に関する相談に応じます

発達の気になる子を対象とする遊びや指導を実施してる所もあります

まとめ

ここまでご覧いただいた方には、
「似た役割の施設が多くて結局どこに相談したら良いかわからない」
と思われた方もいると思います

最後に簡潔に、まずここに相談したら良いということがわかるように解説していきます

相談しやすい所に相談

結論:あなたに一番あった相談先は「相談しやすい所」

「なんじゃそれ」と拍子抜けされた方もいると思いますが、結局はこの相談しやすいことが大切です

ここまでで11施設について解説してきましたが、今まで関わったことがある施設もあったと思います

そういった時に、「話しやすかった」だったり「信頼できる」など好印象を持った施設や思い浮かぶ人がいる方はまずそこに相談しましょう

カバさん
カバさん

かかりつけ医の先生が話しやすいのであればかかりつけ医に、子育て広場の保育士さんが話しやすかったならその保育士に相談しよう!

「この相談をそこにしていいのかな?」と不安になる方もいると思いますが、相談した上で、他にもっと最適な相談先があるのであればそこから紹介してくれます

何よりもまず相談するということが大切

相談しやすいところがない人

今まであまり関わったことがある施設がない人や、相談しやすい人が思い当たらない人もいると思います

カバさん
カバさん

そういった方はまずは保健所や保健センターの保健師に相談してみよう!

保健所・保健センターは総合的な相談先です

デパートの総合受付をイメージしてもらえるとわかりやすいと思います。
総合受付では、そこで答えられることは答えてくれるし、その人に合った専門店があるのであればそこに案内してくれると思います

保健所・保健センターも同じようにその相談に合った専門の施設を知っているのであなたに合った相談先を案内してくれると思います

この記事が、少しでもお役に立てたのであれば嬉しいです

最後までご覧いただきありがとうございました

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