どれに当てはまる?ことばの障害の種類

お子さんの言葉の遅れや、滑舌、吃音など話す事に心配はありませんか?

どれも「ことばの発達」についての悩みですが、要因は様々です

この記事では、その言葉の発達の遅れがどういった要因からきている遅れなのかを説明していきます

ことばの障害の種類

難聴によることばの障害

耳の聞こえが悪いために、ことばが遅れたり、発音が歪んだりします

難聴の程度によっては、補聴器をつけてことばを聞いたり話したりして練習をする必要があります

まひによることばの障害

発声発語器官にまひがあるために、うまく発音できない状態です

脳性まひや、頭部の外傷や血管障害によって起こります

口蓋裂によることばの障害

上顎や唇が割れたり穴があいていたりするために「鼻咽腔閉鎖機能」がはたらかず、音が鼻に漏れたり、のどに余分な力を入れて、間違った発音を覚えてしまうことがあります

近年は早期に手術が行なわれるようになり、ことばの障害を残すことはだいぶ減ってきています

声の障害

声帯のポリープや炎症による、かすれ声やダミ声。声が低すぎたり高すぎたりするものです

カバさん
カバさん

子どもは少ないよ!

失語症

ことばをつかさどる大脳の左半球の言語野が障害されると、ことばが言えなくなったり、相手の言うことが理解できなくなったりします

生活習慣病による脳血管障害が大きな原因ですから、患者の大半は成人です

子どもにも、交通事故や転落などによる外傷や、モヤモヤ病などの脳血管の病気によって起こることもありますが、非常にまれです

構音障害

発音がはっきりしなかったり、言えない音がある場合です

口蓋裂や、口やのどの形やサイズが原因する「器質的構音障害」と、構造には問題がなく、間違った舌の使い方のために起こる「機能的構音障害」があります

幼児の「機能的構音障害」の多くは、「赤ちゃんことば」とか「舌足らずなしゃべり方」で、「構音未熟」とも呼ばれます

ウサギが「ウタギ」、カメが「タメ」、ショウボウシャを「ジーブージ」などと言うものです

カバさん
カバさん

特別な訓練をしなくても時間がたつと治るものがほとんどだよ!

吃音

ことばがふつうになめらかに話せない状態で、「ほ、ぽ、ぼ、ぼく」とか「ぼーーーーく」などと、ことばの最初をくり返したり、つっかえたりします

2〜3歳ころに気づかれることが多いのですが、多くは成長に伴う一過性のものです

カバさん
カバさん

幼児期の吃音の9割以上は自然に治るよ!

「どもりを治そう」と周りや本人が気にすれば気にするほどひどくなりますから、気を楽に、毎日楽しく暮らすようにするのが一番です

ことばの遅れ

話し始めが遅い、ことはが増えない、ことばがつながらない、決まりきったことばしか言わない、テニラハが使えない、などなど

精神発達の遅れ、対人関係の問題、聞こえの問題、個人差などさまさまな要因が絡んできますので、正確な判断を下すのはなかなかむずかしいのが実状です

言葉の発達を促す関わり方について知りたい方は「言葉がなかなか出ない子への対応のコツ5選」を参考にしてください

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