上の子にどう伝える?
Q.第2子の妊娠7週目です。
2歳8ヶ月の息子に「お兄ちゃんになる」ことを、いつ、どのように教えたら良いのか悩んでいます。
息子は1歳半から保育園に通っており、兄弟姉妹のいる友達についてそれなりに理解しているようです。
弟妹ができることを良いタイミングで告げて、息子にポジティブな気持ちを抱かせたまま出産を迎えたいと考えています。
そのためには、いつ、どのように教えたらいいでしょうか?
回答
A.第2子の誕生を楽しそうに伝えることが大切。赤ちゃんが産まれても同様に接する
いつ伝える?
幼児にはまだ時間の長さについての感覚がはっきりありませんので、お母さんのお腹の大きさが目立つようになってからでいいでしょう
「〇〇ちゃんが3歳になったら」「すみれ組になったら」などわかりやすい時期をあげて、その頃に「赤ちゃんが産まれるの」と伝えてはどうでしょう
楽しそうに伝える
第2子の誕生を長子にどう伝えるか、この問題に親は頭を悩ますものですが、もっと気楽に考えていいと思います
多くの幼児を見ていますと、親の心配をよそに、あっけないほど自然に赤ちゃんを迎えているからです
家族の楽しい出来事なのですから、お母さんはもっとリラックスして過ごそう!
お母さんが楽しそうに伝えることが大切だと思います
幼児には「お兄ちゃんになるのだから」とか、「赤ちゃんを可愛がってね」などと、くどくどいう必要はありません
「赤ちゃんが産まれてもあなたは大切よ」と伝え、妊娠中でも今までのように接することが重要だね!
誕生後の接し方
第2子が誕生した後はどうしても赤ちゃんに母親の手が取られます
その時にも「お兄ちゃんだから」と我慢させずに、できるだけ長子にはこれまでと同じように接しましょう
赤ちゃんが大人しい時には上の子を抱っこしたり、一緒に遊んだりもしましょう
赤ちゃんが来ても自分は以前のように愛されているとわかれば、やがて長子は幼い手のかかる新参者をケアする気持ちになる
兄弟とどう遊べば良い?
Q.4歳の息子と1歳の娘がいます。
幼稚園から息子が帰宅後、私が兄弟をうまく遊ばせられません。
例えば、息子がお絵かきや工作がやりたくてリビングの低いテーブルで遊び出すと、娘がクレヨンを口に入れたり、画用紙を奪って邪魔をします。
すると、息子はダイニングテーブルに移動。
私と一緒に遊びたがる息子のために私がダイニングに移動すると娘が泣いてしまうので、抱っこしてダイニングのテーブルに着くと、娘はまた息子の邪魔をします。
外遊びに連れて行っても娘はまだ歩けないので、飽きてぐずり、早々に帰ることに。
こんな状況で兄妹関係が悪くならないか心配です。
うまく遊ばせる方法はあるでしょうか?
回答
A.できるだけ兄妹の付き合いに介入せずに子どもたちの成長を見守りましょう
兄弟姉妹は、子どもが「子どもとどのように付き合えば良いか」を経験する絶好の機会を作ります
兄弟姉妹に「年齢差があること」も成長にとって貴重なことです
まず、知っておくべきことは、「大人と子ども」の付き合いと「子どもと子ども」の付き合いは、異なるということです
兄妹はこの「子どもと子ども」の付き合いを経験できる大切なものだね!
子どもと子どもの付き合い
大人は子どもの気持ちを優先して、やりたいことをやらせ、子どもに教えたり、面倒を見ますが、子どもと子どもの場合には、それぞれが自分を優先したいと望み、「衝突」が起こります
この衝突が、子どもを育てるよ
ものを奪い合ったり、喧嘩が起こっても、すぐに仲裁せずに、子ども達に任せましょう
兄は、幼い妹に邪魔をされたくなければ、知恵を絞って泣かせないように工夫するでしょう
自分ができることを妹に見せたり、遊んであげようと考え、幼い子の面倒を見る楽しさも体験します
また、妹は兄のすることを感心してみたり、時には真似たり、なんでもできるお兄ちゃんを「すごい!」と思ったりもするでしょう
こうして、揉めながら、助け合いながら、兄妹は育つんだね!
これらは全て、兄弟姉妹がいればこそできる経験です。親が口や手を出す必要はありません
親は危険を確かめる程度
まず、安全を確保できる場所(危険なものは片付けましょう)、口に入らない大きさの玩具、舐めても安全な玩具や文具などを用意しましょう
そして、お母さんは横目で危ないことをしていないかを確かめる程度にして、自分の仕事をするのが良いと思います
大人と子どもの付き合い
兄妹には年齢差がありますので、兄は幼い妹に邪魔されたくないと思い、幼い妹も年相応の遊びをしたいと思うでしょう
二人がそれぞれ自分らしく遊ぶ時間を分ける
例えば、兄が幼稚園で過ごす時間は妹の、そして、妹がお昼寝をする時間は兄の時間だと考えて、それぞれに相応しいおもちゃや道具を用意すれば良いでしょう
そして、兄妹はその時に母親を独占できると考えてはいかがでしょうか
そして、大事なことは、子どもは「一人遊び」もしたいということです
子どもが何かに熱中している時には、一人でやらせておき、母親も自分のための作業をしましょう
お母さんが「お仕事」をして見せることは、子どもの一人遊びを励ますことになるでしょう
こうして子どもたちは育ちます。母親も自分育てをしましょう!
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