女性の社会進出が進み、女性が働きながら子育てする家庭が多くなってきました
この記事では働く女性の子育ての現状と、働きながら育児をする時代を生きやすくする方法を紹介していきます
女性の就業の生活の現状
子どもを育てながら就業する女性は、増加傾向にあります
2015年「出生動向基本調査」によると、第1子が1歳の時点で就業している女性は38%程度です。
1980年代後半には24%程度でしたので、大きく伸びています
また同調査では、末っ子が3〜5歳、6〜8歳といった比較的子どもが幼いライフステージにおいても、近年になる程女性の就業率は高まる傾向が確認されており、多くの女性が(短い中断期間はあるにせよ)、幼い子どもを育てながら仕事をするようになっています
では、子育てしながら働く女性は、どのような生活を送っているのでしょうか
調査では、共働きの妻の「仕事・家事・育児」の合計時間が最も長く、自由時間が最も短いということです
加えて自由時間の中でも、テレビ等を見る時間、休養・寛ぎの時間が特に短いこともわかります
働く女性は、仕事や家事・育児に多くの時間をあて、リラックスする時間を十分に取ることが難しい状況で、ストレスを抱えやすい状態ってことだね!
育児期の女性の就業とサポート
仕事をしながら子育てする上では、周囲からのサポートが不可欠です
これまでの日本社会で、働く女性の子育てを陰で支えていたのは、親をはじめとする親族でした
もちろん保育園は欠かせない育児資源ですが、急な残業、出張、また子どもが病気の時など、保育園では対応できない場合には、近くに住む親が頼りにされる傾向がありました
保育園を使用しても、親族のサポートは不可欠
実際、近くに住む(あるいは同居の)親がいるかどうかが、女性の就業を左右するということはこれまでの多くの研究で得られており、近年ほどその傾向が強まっていると指摘するものもあります
働く女性の子育てに親族が大きな役割を果たしてきたということは、夫を当てにできないことの裏返しだね!
夫の家事や育児の現状
夫の家事や育児に関わる時間は、妻のそれに遠く及びません
共働きであっても、夫が家事や育児に費やす時間は、妻の2割程度です
そのような「当てにできない夫」に代わって、なんとかワークライフバランスを保つための手段として、親族に頼るという戦略が取られてきたのです
ただし、「親」は限られた資源です。
妻・夫の親は、ともに多くともそれぞれ二人ずつであり、その意味で限定的です
また親からサポートを得られるかどうかは、移動距離の他にも親の健康状態や就業状況、親との関係性にも左右されるものであり、ある時突然利用できなくなる可能性があります
親族(親)は「いつでも・どこでも・誰にでも」利用できるサポート源ではない
このことからは、改めて夫が子育てをともに担うことの重要性が見えてきます
そのために夫たちの意識改革はもちろん、夫たちの意識改革にはもちろん、夫たちが「あてにされる」存在となれるような環境の整備(職場の雰囲気、労働時間など)が重要です
さらにいうなら、夫にも、そして妻にも、それぞれできることには限界があります
家族のみの育児には限界があることを踏まえて、地域の社会資源を活用していきましょう
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