お子さんの落ち着きのなさやよく迷子になる姿に悩んでいませんか?
この元気の良さは正常?異常?性格?
発達障害も心配になりますよね
この記事では、多動が疑われる子への関わり方のポイントを解説していきます
外で迷子になってしまう
正常な発達
この時期、子どもは、運動能力の発達に伴い保護者のもとを離れ周囲を探索し始めます
保護者から離れることは恐ろしく、振り返って確認し元に戻ります
つかまえられると安心感を持ち遊びの1つにもなります
保護者から自立した存在になる練習期間だね!
迷子になる子の特徴
・目の前のおもちゃに注意が向いた結果迷子になる
・手を離した途端走り出し毎回おもちゃ売り場で見つかる子
・新しい場所に行くと落ち着かない様子で動き続け、その結果見失う子
迷子になった際に戻れずに泣く子どもと平気でいる子どもがいるよ!
くり返し迷子になる場合、歩行を開始する前から運動量が多かったのではないでしょうか
対応のポイント
対応の基本
事故を未然に防ぐことが最優先
迷子にさせないようにと外出先で子どもを車内に放置することのないようにしましょう
まず迷子になる頻度、状況、なった時の子どもの反応を知りましょう
また、皆さんに「まだ遠くへは行けないだろう」等の思い込みはありませんか?
具体的な対応方法
外出時には子どもの体格と運動能力に合わせて、背負う、肩ぐるま、カートに乗せる、手をつないで歩かせることを習慣としましょう
迷子になりやすい状況の時だけ手をつなぐという大人の判断を約束に結び付けていくのはまだ先だよ!
子どもが保護者から離れ始めたら、まずは見守り、一定の距離を超えたら名前を呼びます
お気に入りの音がするおもちゃがあると便利です
止まらない時は背後から制止しよう!
とくに新しい場所に行くと動き回る子どもは、制止すると泣いて激しく抵抗することが多いです
しかし、大人は静かにし、子どもが落ち着くまで制止を解かないようにしましょう
新しい場所に行くと動き回る子どもについては、短期間で再度様子を見て、変化がなければ専門機関へ相談
よく迷子になる・騒ぐことへの対応の仕方をもっと知りたい方は「公共の場で騒ぐ、よく迷子になる子への対応のコツ4選」の記事を参考にしてください
極端に落ち着きがない
気になる姿
- 手を離すと勝手に歩いて(走って)いく
- 抱っこされていても手足を動かしたり身体を反らす
- 初めての場所では歩き回る
- スーパーへ行くと走り出して「ダメ」と言っても聞かない
- 病院へ行くと待合室を走り回り,診察中は聴診器等が気になって手を出す
子どもの特徴
制止されて喜ぶ子どもは、大人と遊んでいます
ふだんはおとなしいが遊んでいるうちに興奮して徐々に落ち着きがなくなる子どももいます
一方で、制止されると激しく抵抗する子どもがいます
他者の存在には構わずその場を動き回る子どもは、視線が合わないことが多いです
対応のポイント
特徴を把握する
自宅での一日の行動を記録することで、落ち着きの程度に変化(例えば、電池が切れるような状態)がみられるかもしれません
落ち着きの変動する波を把握して行動の切り替えに活用しよう!
環境を整える
叩いたり叱ったりして止めるのは良くないよ!
おとなしくしていなければいけない場面ではしっかり手をつなぎ、離さずにいられたら褒めてごほうびをあげます
レストランでは壁際の席で両親の間に座らせる等をし、目に入る刺激の量を調整し、急に飛び出せないよう工夫しましょう
↓親子で楽しく全身運動ができ、動きたい欲を満たせるのでオススメです
発達障害?
「AD/HD(注意欠陥・多動性障害)ではないか?」と心配する保護者は多いですが、この年齢で診断はできません
言葉の表明が十分ではない間は身体疾患を見逃さないようにしましょう
言葉の発達に応じて落ち着きのなさが変化するか、経過観察をしましょう
発達障害について、もっと知りたい方は「注意欠如多動性障害(ADHD)の関わり方のコツ8選」の記事を参考にしてください
まとめ
今回は1~2歳児の落ち着きのなさについて解説してきました
今回の記事の要点をまとめると、以下の2点があります
この時期の発達についてより知りたい方は↓の記事を参考にしてください
・「うちの子大丈夫?1歳〜1歳6か月の正常な発達」
・「うちの子大丈夫?1歳7か月〜2歳児の正常な発達」
この記事が、少しでもお役に立てたのであれば嬉しいです
最後までご覧いただきありがとうございました
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