子どもの気質に応じたトイトレの声かけ

誰もが直面するのはトイトレです

トイトレは思い通りにいかないことが多く、イライラと焦りが強い育児の一つです

この記事では、トイトレをしていくにあたって知らないと損する情報を解説していきます

トイトレスタートの目安

トイレットトレーニングは、一人歩きが上手に出来てかけ出せるようになり、「わんわんいた」「ブーブーきた」等の2語文が話せるようになった2歳前後が目安です

トイトレの心がまえ

まずは
「早く始めたからと言っておむつが早く取れるわけではなく個人差があること」
「意思とは関係なく生理的なものなので、漏らしても子どもの責任にしないこと」
「子どもとゆったりと付き合っていくこと」
を心に刻んでください

カバさん
カバさん

「同じくらいのあの子はできているのに」と周囲と比べて焦ることが一番良くないね!

焦りは子どもに伝わる

大人が思う以上に子どもの感受性は強く、焦りや苛立ちが伝わって、トイレに行くことやバンツを履くことが嫌になり、結果的にトイレットトレーニングの進みが遅くなってしまいます

排泄機能の発達は個人差があります

比較せず、個々の発達を見極めて進めていく

排泄を身近に感じさせる

子ども自身の心構えのために、トイレに関する絵本を読んであげて排泄を身近に感じられるようにしたり、パンツへの憧れを育てていくことも大切です

また、大人のトイレに子ども用便座を乗せた状態での排泄は、床に足がつかず不安定で怖がりやすいです

カバさん
カバさん

おむつが外れるまではオマルを使おう!

失敗した時の声かけ

失敗タイプは
①パンツが濡れていても平然と遊んでしまっている時
②パンツが濡れていることに気づいている時
の2つに大きく分けられます

パンツが濡れても平然な時

「①パンツが濡れていても平然と遊んでしまっている時」の場合は
「パンツ濡れてるね?冷たいね?」
「これなんだろうね?」
などおしっこでパンツが濡れると気持ちが悪いと自覚するための声かけが求められます

カバさん
カバさん

その時に「何でわからないの?」と頭ごなしに怒ってしまうと、子どもにとっては怖い印象しか残らず泣くだけだよ!

最近のオムツは吸収力も良く快適に過ごしやすくなっている一方で、出た感覚が育ち辛くなっています

おむつのうちから排泄物を見せながら「ちっち(うんち)出てるね」と声に出して伝え、一緒に確認することが、のちの「ちっち(うんち)でた」につながる

濡れていると気づいている時

「②パンツが濡れていることに気づいている時」の場合にも怒ることは逆効果です

子どもは自覚しているので、責めてはいけません

「気持ち悪かったね」
「大丈夫だよ、次は出る前に行けたらいいね」
等の声かけをし、教えてくれた時には「ちゃんと自分で言えたね」と褒めて喜びを共感し、子どものやる気を高めていくことが大切です

おむつが外れてから安定しない

また、おむつが外れるようになってから安定するまで時間がかかる子どももいます

カバさん
カバさん

この最終段階にも焦りと怒ることは禁物だよ!

怒ることは、子どものやる気や自己肯定感を損ねます

排尿感覚が長くなっても、自分で「トイレ!」と言っていけるようになるまでは、大人の手助けが必要です

時間を見てトイレに誘う声かけを続ける

イライラしないために

大人のイライラの原因の多くは「トイレに誘うたびにひどく泣かれる」「漏らされる」ことだと思います

トイレに誘うタイミング

子どもがトイレに行きたくないと思う原因の一つに、トイレに誘うタイミングが大きく関係しています

遊びに集中している子どもはトイレに誘われても嫌がります

そして嫌がる子を無理矢理連れていくと大人もイライラが募って怒ってしまい、子どもにさらに悪いイメージを与えてしまいます

カバさん
カバさん

この負のサイクルは、トイレに行く機会を日常の習慣にすることでなくなるよ!

トイレを日常の習慣にする

「食事の前と後」「手を洗う時」「着替えの時」など、活動の合間にトイレに行く時間の導線を組み込んでみましょう

これらの繰り返しの中で自然と体がトイレに向かうようになり、徐々に当たり前になっていきます

大切なことは、出なくてもいいのでトイレに座る習慣をつけること

出るまで拘束されるとトイレが嫌になってしまうので、座らせるのは2分以内にします

座れない時は「このお歌の間だけ座ってみよう」と歌や手遊びを使ったり、可愛い便座シールを貼るなど工夫し、無理強いをしないことも大切です

(↓子どもが意欲的に取り組むためにはこのように意欲的になれるグッズを利用するのもいいですね)

漏らして当たり前

カバさん
カバさん

「漏らされる」ことにイライラしないためには「漏らして当たり前」と思い切ることが一番!

期待していると失敗時につい怒ってしまいます

まだ排尿感覚が一定ではなくてもパンツを履かせてあげることで、子どものやる気が高まることもあります

イヤイヤ期への対応

イヤイヤ期全般に言えることですが、大人のイライラが募り必要以上にひどく怒ってしまうことを防ぐために、気持ちに余裕がない時は向き合いすぎないことも大切です

また、イヤイヤ期の子どもは自分で決めたことをしたい傾向にあります

「トイレとおまるどっちにする?」「どのパンツにする?」と選択肢を与えて選ばせてみると、気分が乗って動く子どもも多いです

まとめ

出る前に「おしっこ」と予告できるようになれば、トイレットトレーニングは完了です

完了までの道のりは個人差があります

適切な大人の援助のもとで、排泄の習慣が身に付いていきます

「出たよ」という告知から「出るよ」という予告まで、焦らずゆったりとトイレットトレーニングと付き合えるように、今回お伝えしたことが皆様の手助けになれば幸いです

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