日々の育児に疲れていませんか?
毎日の繰り返しの動作である食事や排泄での困りごとへの対応は特に大変ですよね
この記事では、関わり方のポイントを解説しますので、コツを抑えて育児を行っていきましょう
トイレに行くのを拒否する
気になる姿
しかし、こだわりが強かったり感覚の過敏さがある子どもは、紙おむつの感触へのこだわりからパンツへの切り替えが難しいです
また、お風呂やカーテンの影等、トイレ以外の場所で排泄する習慣が身に付いていると、トイレに行くことを拒否したりする子どももいます
対応のポイント
焦らない
紙おむつにこだわる子どもには、日課としてパンツに着替える時間を定着させ、パンツの感触に慣れさせるとともに、失禁の不快感を味あわせます
排泄の自立を焦ると、排泄へのこだわりを強め、親子関係のねじれが生じるよ!
子どもの社会性の発達を見ながら取り組み、無理強いしないようにします
定時排泄
見通しが持ちにくい子どもの場合は、いつトイレに行くのか、事前に日課について言葉や身振り、絵カード等で知らせておくようにしましょう
トイレでの排泄の仕方を理解
保護者や他の子どもがトイレに行く様子を見せます
トイレの絵本やままごとのトイレ等を利用し、トイレでの排泄の手順を説明します
トイレ環境の改善
トイレの環境に慣れにくかったり、臭いや狭さが苦手であったりするならば、好きなキャラクターを置いたり、気に入った芳香剤を選ばせ持たせる等、トイレに行くことが楽しみになる環境を作りましょう
トイトレについてもっと知りたい方は↓の記事を参考にしてください
・「子どもの気質に応じたトイトレの声かけ」
・「おむつが取れない子への対応のコツ5選」
ひどい偏食が出てきた
子どもの状況
食べ物の好き嫌いは生後10か月頃から現われますが、2~3歳になると好き嫌いをはっきり言うようになり、嫌いな食べ物を食べさせることは保護者であっても容易ではなくなります
子どもが嫌いな食べ物として多いのは野菜で、他に、魚、牛乳、肉もよく挙げられます
要因
子どもの偏食の理由は、食べづらさ、新しい食品や味に馴染めない「味見しり」等が考えられます
また、家庭での献立が子どもの好みを優先することにより様々な食品を食べる機会が偏り、いっそう偏食になってしまう場合もあります
一方,“唐揚げ”しか食べない、“うどん”しか食べない等、偏食が極端な子どもの場合には、感覚の過敏さやこだわり、あるいは鉄欠乏性貧血等の要因が考えられます
偏食が極端である場合は、味覚や食感等偏食の要因を検討しよう!
対応のポイント
皆さんの言う偏食は、子どもがピーマンを食べないといった子どもの偏った食べ方のことであり、健康を損ねるようなものではないことが多いです
従って、野菜嫌いの子どもで、野菜オムレツにする等、調理方法を工夫してもどうしても食べない場合には、無理強いせず、果実や野菜ジュース、牛乳等で補うようにしましょう
大人と一緒に野菜を作ったり、調理をしてみよう!
“自分で作った”、“調理した”という達成感から子どもが野菜を食べるきっかけになります
皆と一緒に食事を楽しみ、自分で食べられるようになる中で徐々に食事の内容を広げる
偏食への対応についてもっと知りたい方は↓の記事を参考にしてください
・「こだわりの強い子への食事の対応4選」
・「食事の好き嫌いが激しい子への対応のコツ4選」
しつけができない
要因
2〜3歳のあいだに、子どもはいろいろなことができるようになり人間としての自立性が強まりますが自己主張も強くなる時期です
3歳近くは反抗期とも呼ばれる時期だね!
近所付き合いが減っていることも、子どもの学ぶ機会の減少につながっているとされ、しつけを難しくしています
その他に、注意すべき可能性としては、以下があります
- 不十分にしか聞き取れていない
- 指示の理解ができない
- 感情的な交流も難しく指示が入りにくい
- 指示を聞いていない
- 指示の理解ができてもすぐに関心がそれる
対応のポイント
子どもが安定している時に、子どもが理解できるように、まずはできることから始め、成功体験を増やす
例えば、言葉での指示の理解が難しい場合には、動作でモデルを見せたり、「〇〇してから、AAしなさい」等の長い文章を「〇〇します」「AAします」と短い動作ごとに指示し、1つずつ褒めるようにします
「ちゃんとしなさい」というような抽象的な指示の理解が難しい場合には、「手はお膝におきます」等、具体的な指示を出そう!
大人の指示が入りにくかったり、すぐに忘れてしまう子どもの場合には、指示や約束等をメモ用紙等に絵や記号で書き、目に見えるような形で示した方が有効な場合もあります
食事に極端に時間がかかる
要因
- 少食
- 好き嫌い
- 食べ物を上手く噛めない
- おしゃべりに夢中になる
- テレビや周囲のおもちゃ、机上の広告等が気になる
- 食べ物で遊ぶ等して食事に集中できない
ただ、食事に時間がかかることは、よい面の場合もあります
よく噛んで食べる習慣が身についている、食事時間を楽しんでいるとも言えるね!
対応のポイント
現状を振り返る
咀しゃくや発音の問題、生活全体での落ち着きの様子等、発達の他の面で気になる問題がないか確認しましょう
対応としては、食事の量を少なくする、食べ物を口に入れやすい、飲み込みやすい形状にする等です
社会食べをする
一方、3歳頃からは「社会食べ」といって周りの様子を見ながら人に合わせて食べることができるようになってきます
家庭では、人に合わせることも意識させよう!
食事中に口うるさく言うのではなく、食べる前に「長い針が〇〇になるまでに食べようね」と約束したり、「食べ終わったら〇〇して遊ぶ」と食事の後の楽しみを作るとよいです
環境を整える
食事の時間にはお腹が空いていて、食事に集中できることが大切だよ!
テレビや周囲のおもちゃに気が散る場合も、それらを片付けて「食べ終わったらテレビを見る」のような約束をしましょう
もっと詳しい対応の仕方を知りたい方は「食事に時間がかかる、落ち着いて食べられない子への対応のコツ」の記事を参考にしてください
まとめ
今回は2~3歳児の日常生活の気になる点について解説してきました
今回の記事の要点をまとめると、以下の3点があります
また、この時期の発達についてより知りたい方は↓の記事を参考にしてください
・「2歳頃の発達」
・「うちの子だけ?2歳〜2歳6か月の発達」
・「周りの子から遅れてる?2歳7か月〜3歳の発達」
この記事が、少しでもお役に立てたのであれば嬉しいです
最後までご覧いただきありがとうございました
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