【支援者向け】妊娠期の夫婦に必要なペアレンティング教育

初めての出産、育児を迎える夫婦は、出産後の生活に漠然とした不安を持っています

夫婦で出産後の生活について考える機会を作るために、妊娠期の夫婦を対象にしたペアレンティング教育があります

ペアレンティング教育とは

ペアレンティング教育とは、妊娠期から夫婦が子どもとの生活を考え、親になる意識を高めること

初めての子どもが生まれ、夫婦が親という新たな役割に移行する時期はたくさんの課題が生じます

しかし、現代は少子化、核家族化が進み、小さな子どもと触れ合う機会がほとんどないまま親になり、さらに出産後も孤独な環境で育児をする人が多い状況です

ペアレンティング教育をしないと

・親になることや出産後の生活に対するイメージがない
・出産後の現実で直面する多くの課題に対応することが難しい
・育児不安や夫婦関係の悪化につながる

妊娠期の支援の現状

妊娠期はペアレンティング学習の敏感期であり、この時期に十分な情報や学習の機会を提供することが効果的であると言われています

しかし日本で行われている出産準備教育の多くは妊婦を対象にした妊娠・分娩が中心のプログラムであり、夫婦を対象にした出産後の生活を見据えたプログラムはまだ多くありません

カバさん
カバさん

親として子どもを育てることは女性も男性も同じなのにね

これまでは母親が育児の主体で父親は母親のサポート役という認識でしたが、これからは夫婦が共に育児の主体であるという認識に変える必要があります

ペアレンティング教育のメリット

夫婦共に育児の当事者になる

妊娠期の夫婦にペアレンティング教育を行うことは、二人が育児の当事者であるという意識を持つ機会になると考えます

妊娠期は女性に比べて男性は父親になるという実感が持ちにくいため、このような機会は必要

ネットワーク作り

また、このようなペアレンティング教育のもう一つの意味は、ネットワーク作りにあると考えています

同じ立場の人たちで形成するネットワークは出産後のサポートネットワークとして活用でき、それが親自身のエンパワーメントにもつながると考えます

まとめ

2022年の育児・介護休業法の改正により男性の育児休業取得が促進され、徐々に育児休業を取得する男性が増えてきました

しかし、そのような生活にはまだモデルがなく、男性も女性も試行錯誤して自分たちの生活を作っていると思われます

今後も初めての出産、育児を迎える夫婦が、新たな役割と生活にスムーズに適応できるための支援が大切だと思います

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