子育てをしてる中で感じる疑問は多いと思います
この記事では子育て家庭からよく寄せられる質問への答えを解説していきます
なかなか寝てくれない
Q .8か月の男の子です、3か月ごろからなかなか寝てくれません。
朝7時半までには起こし、その後20分ほど散歩をしています。
朝の離乳食の後ミルクを飲み、午前の朝寝を1時間ほどさせています。
昼寝もさせていますが、睡眠が浅く30〜40分ほどで起きてしまったり、寝るまでに1〜2時間かかるなど、なかなか寝てくれません。
夜は19時までには寝るようにしており、授乳か背中をトントンしながら子守唄で寝かせています。
昼も夜もなかなか寝ないことが多いです。
夜中は2〜3時間ごとに覚醒し、ひどい時には、起きた後1〜2時間寝ないこともあります。
どうしたら良いでしょうか。またこのような状況は、睡眠障害になるのでしょうか
回答
A.規則正しい生活を送ることが大切。焦らず子どもにじっくり付き合って
子どもの睡眠の問題はいつの時代も大きな悩み事です
赤ちゃんの生活リズムが24時間に近づいてくるのは生後3か月前ごろですので、3か月を過ぎると夜はぐっすり眠る子が多くなりますが、うまくリズムが出来上がらないことも少なくありません
すでに様々な対策を考え実行されていますが、改めて対策を考えてみます
生活リズム
早寝早起きと規則正しい日常生活が大切です
昼寝は8か月では2回するのが普通ですが、昼寝の時間は2時間を超えないようします。
また、午後3時半には昼寝を切り上げることが大切です
昼寝をしたがらないのであれば、無理にさせなくても良いよ!
日中はよく動くようにしてください。
また、いつも同じ時刻に床に着くことも大切で、20時ごろを目安にすると良いでしょう
入眠の習慣
入眠前に授乳することを習慣とするのは良いですが、夜中の授乳をできるだけやめ、多少のぐずりですぐ抱き上げたり授乳しないことも必要です
母乳を卒業することで夜間よく眠るようになることは結構あるよ!
また、入眠儀式も対処法として利用するのが良いでしょう
睡眠の環境
部屋を暗くして、静かな環境で眠らせることが何よりも大切
保護者がテレビや音楽をつけていて部屋も明るいと、赤ちゃんもぐっすりとは眠れません
また、お父さんの帰りが遅く、その後に遊んだりお風呂に入れたりする家庭が増えていますが、これでは睡眠・覚醒リズムが出来上がりません
これらの対策を全て実行してもうまくいかないこともあるよ!
しかし、どんなに大変に思えても、必ずよく眠る時期がやってきます
焦らず、子どもとじっくり付き合う覚悟を決めて頑張っていください
子どもは眠くなれば眠りますので、基本的に睡眠不足になるということはありません
早く寝かせたいという保護者の気持ちが強いと、子どもはそれを察知してますます眠らないこともあるから、保護者の気持ちを落ち着かせることも時に必要だね!
睡眠障害という病名を8か月の子どもに使うことはほとんどありませんが、お母さんの日常生活に支障が出るほどであれば、かかりつけの小児科医に相談してみてください。
小児科医はこのような問題にいつも対応していますし、漢方薬などがとても良く効くこともあります
何時に寝かせれば良い?
Q.生後2か月の子を育てています。
お風呂に入れる時間が22〜22時半なのですが、その後、授乳をすると、就寝時間が0〜0時半になってしまいます。
夜は1度も起きず、朝の6〜7時ごろまで眠ることが多いです。
やはり就寝時間が遅すぎでしょうか?いつ頃から、どのようにして生活リズムを整えていけば良いのでしょうか
回答
A.安定して過ごせているなら大丈夫。朝日を浴びて生活リズムを整えましょう
お風呂に入れて、授乳をして、寝かしつけて・・・・赤ちゃんのお世話に加えて、自分たちの夕飯や家事なども考えると、夜の時間はあっという間ですよね
親の生活リズムは、どうしても赤ちゃんの生活リズムに影響してしまいます
赤ちゃんだけ別のリズムで生活するわけにはいかないし、そもそも現実的ではないよね!
現在の、「22時お風呂→授乳→0時就寝→6時起床」のパターンでほぼ毎日過ごせていれば、赤ちゃんは安定して過ごせていますので問題ありません
夜もぐっすり眠れているようですし、授乳にも問題がなさそうですので、今すぐ生活を変える必要はないでしょう
もう数ヶ月すると、赤ちゃんも、もっと昼夜の区別がついてきます
昼間は起きて積極的に外の世界と接し、夜は眠るという生活になっていくでしょう
昼間は散歩に出掛けて外の空気に触れたり、たくさん声をかけて積極的に遊んであげたりすることで、夜間は眠りやすくなるよ!
朝日を浴びる
また、生活リズムをつける最も良い方法は、朝起きたら朝日を浴びることだと言われています
これは大人もそうですが、前日の就寝時間がずれてしまっても、決まった時間に起きて朝日を浴びて1日をスタートさせる生活パターンに切り替えていくのはいかがでしょう
大人はどうしても残業などで夜のリズムが崩れがちです
でも朝を合わせることで、家族みんなが起きて顔を合わせる生活を始められれば、自然と生活リズムも整い、健康に過ごせることでしょう
早く起きれば自然と早く眠りにつくようにもなるね!
乳児期にリズムを整える必要性
また、乳児の時期は夜型でもなんとか過ごせますが、幼児・学童期になってくると、嫌でも社会のリズムで生活しなければなりません。
つまり、朝は早く起きなければならなくなります
乳児期に、朝型生活に親も子どももシフトしておくと、後が楽
そうは言っても、これから夜泣きが始まったり、成長の節目で変化があったり、思ったようにいかないこともあるでしょう
一時リズムが狂うようなこともあるかもしれませんが、そういう時は無理せずに、またゆっくり取り戻していけばいいと、おおらかにやり過ごしましょう
どれも間違いではないし、赤ちゃんは適応力が高いので、大丈夫だよ!
より良い生活リズムを突き詰めるより、今この時の赤ちゃんとの生活を楽しむことが一番良い
食事にムラがある
Q.1歳半です。生活リズムが整えられないせいか、食事にムラがあります。
朝は9時までには起こして朝食を食べてから散歩。支援センターへ行き、12時にセンター内で昼食にしています。その後14時まで遊び、14時半〜17時まで昼寝、起こしておやつ(おにぎりやパン)、19時ごろに夕飯。20時過ぎにお風呂、21時半に就寝です。
問題は昼ごはんです。
お弁当を作ってもイチゴやリンゴしか食べず、後になって「お腹がすいた」と言い出すので、その時にパンなどを与えています。
おにぎりだと「ベー」と出されてしまうので、パンやホットケーキ&おかずとデザートのお弁当にしています。
お昼を食べない時には後でお腹がすいた際にパンやおにぎりなどを与えてもいいですか?お腹がすいた時だとおにぎりでも食べます
回答
A.成長が順調なら子どもの意欲に合わせて。起床時間は少しずつ早めてみましょう
食事のムラが起こるのは、乳児期全般の特徴だよ!
食べムラの原因
幼児期は、乳児期から比べると成長スピードが緩やかになるため、食欲の調節作用が働きます
自我の発達によって、今は好きなものだけ食べたい、今は食べる気分ではない、今は食事に集中できないなど、その時の気分に左右されやすいのです
身長体重が成長曲線から外れておらず、体重の減少などがなければ、しばらく子どもの食欲に合わせよう!
栄養のバランス
生活リズムを整えるのは大切です
9時の起床では、朝食と昼食時間の間があまり空いていないので食べられないのだと思います。
起床時間を少しずつ早めてみましょう
支援センターは遊びの刺激がたくさんあるために気が散って食べらないことがあるかもしれません
おやつ(補食)は食事量や栄養の偏りを調整するものなので、今のような与え方が望ましいと言えます
子どもが食べないと大人は心配しますが、1日あるいは数日単位で大体食べていれば良いでしょう
子どもは食事内容を見ることでも学習しているので、栄養バランスを考えた食事を作ることは大切です
現在、バランスの良い食事を用意されているので、今のままで十分ではないでしょうか
成長とともに食もちゃんと食べるようになるから、今は良い食環境を整えつつ、無理強いしないことが大切だね!
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