2〜3歳の運動音痴への対応のコツ3選

お子さんの運動神経の悪さに悩んでいませんか?

カバさん
カバさん

他の子よりできないことが多い..

適切な関わり方をしないと悪化してしまう可能性があります

この記事では、改善するための対応のポイントを解説していきます

この記事がオススメな人

・2〜3歳児の育児をしている人
・お子さんの発達が気になる人

ジャンプができない

子どもの状況

2歳を過ぎると、歩きが安定し、かけっこが上手になってきて、またぐ、少し高いところから飛び降りる、鉄棒にぶら下がる動きが活発になってくる時期です

カバさん
カバさん

バランスがうまくとれないと、跳ぶことはとても不安定な状態になるので、怖がるよ!

ジャンプをするまねはするけれど、片足はついたままであったり、つま先は離さない等、不安定になるのを嫌がります

要因

  • 経験の少なさ(周囲が危ないからとあまり運動をさせない、歩かせない/歩きたがらない等)
  • 筋の緊張が弱い
  • バランスが悪い
  • 身体をうまく使えない

対応のポイント

過ごし方を振り返る

カバさん
カバさん

どんな遊びが好き・嫌いなのか、よく観察してみよう!

テレビを見ることが多い、室内で静かに遊ぶことが多いということがないか、遊び方を含めた生活リズムを見直すことが必要です

また、抱っこばかりしていないか、動きたがっているのに制限ばかりしていないか、関わり方を見直す必要もあります

日頃から十分に身体を使って遊んでいる場合は、段差から飛び降りてみる等ちょっとした経験でジャンプできるようになることもあります

積極的に身体を動かす

この時期は、身体を積極的に動かす経験が大切です

日中はたくさんの活動をし、歩く、音楽に合わせて踊る、走る、坂道や土手を登る(下る)といった基本的な動かす遊びを取り入れましょう

また、バランスをとる遊び(ブランコに乗る、ひもをつけた箱の中に子どもが入って大人がひもを引っ張る、バランスボール等)、大人が関わりながら身体を動かすのが楽しいという体験をたくさんすることが大切です

決して無理強いをしない

カバさん
カバさん

バランスが悪い場合、バランス遊びを嫌がることがあるよ!

しかし、嫌がるからやらないのではなく、ブランコを嫌がるが、抱っこされてやれば大丈夫等、遊び方を工夫していくことが必要かもしれませんね

↓親子で楽しめるのでおすすめです

階段を上がれない

正常な発達

歩き方が安定してくる1歳6か月頃までは、手を引いてもらうか、手すりにつかまりながら階段に登ることが多いですが、その後一人で一段一段足をそろえながら登れるようになってきます

そして3歳頃には足を交互にして階段を登れるようになります

要因

階段を登る時は、片足でバランスが取れないため、階段を上がることができないことがあります

また、乱視、斜視等、視機能の問題があると空間認知をしにくく、階段を怖がる場合があります

対応のポイント

観察する

カバさん
カバさん

普段の身体の使い方をよく観察しよう!

歩き方のバランスが悪い、トランポリン等、不安定な場所を極端に嫌がる、ご飯の時等の手の使い方が上手くない等、他の気になることがあるかもしれません

たくさん遊ぶ

カバさん
カバさん

基本的には身体を使ってたくさん遊ぼう!

ボールを蹴る、小さな高さのものをまたぐ、線の上や平均台のような細いところを歩く、というような遊びは、片足でバランスをとったり、意識して歩いたりすることにつながります

リズム遊び等もよいです

ブランコも乗っている間バランスをとることになるのでよいです

相談の目安

階段を上がることを極端に嫌がる場合は、医療機関に相談しましょう

乱視や斜視がある場合、目を細めたり斜めから見ることがあったり、写真で目が寄っているあるいは離れている等、目の位置がおかしいと気付くようなことがあった場合には、視能訓練士がいる眼科を受診してみましょう

利き手が定まらない

正常な発達

この頃の子どもは、たいてい利き手が定まってくることが多い時期ですが、3~4歳頃にはっきりと決まってきます

利き手が定まってくる、ということはより細やかな作業をするために左右の役割分担をするということにつながり、上手にスプーンや箸を使ってご飯が食べられる、絵を描く、ということにつながります

要因

利き手が定まらない要因としては、平衡感覚の発達の遅れ(または鈍さ)が考えられます

この場合、落ち着きがない、筋の緊張が弱い(姿勢が悪い、バランスが悪い)、不器用、言葉が遅い等の特徴と一緒に表れることがあります

対応のポイント

全身を使う遊びをする

利き手が定まらないからといって、手を使うことを増やすだけではなく、全身を使った遊びをたくさんする

中でも平衡感覚を刺激する遊びをたくさんしながら子どもが楽しいという経験を体験することが必要です

ブランコやバランスボール、トランポリン等、バランスをとる遊びは、平衡感覚へのよい刺激になります

好きな遊びを少しずつ増やしていき、大人がたくさん関わり、遊び方を変えていくとよいです
(例えば、バランスボールにうつ伏せで揺らすのが好きな場合は、十分にその遊びをした後、ボールに仰向けに寝てみる、座ってみる等)

カバさん
カバさん

遊んでいる時は、十分に声をかけ、楽しんでいるのか、嫌がったり怖がったりしていないか、表情をよく観察しよう!

嫌がらなければ、お風呂場や砂場等、こぼしてもいいような状況でコップからコップに水を移す、じょうろで水をかける等の遊びは楽しめると思います

嫌がる遊びはしない

大人が無理に手を持ってスプーンを持たせる、クレヨンを持って描かせる、というようなことは逆効果になりかねません

カバさん
カバさん

嫌がる遊びは、強制しないよ!

泣かないし、嫌がっていない、と思っても、怖くて何も言えない場合があることを念頭におきましょう

専門機関への相談の目安

4歳を過ぎても利き手が定まらない場合

まとめ

今回は2~3歳児の運動音痴への対応について解説してきました

今回の記事の要点をまとめると、以下の2点があります

まとめ

①体の使い方に違和感があれば、まずは今までの行動を振り返る
②出来ないことを反復練習するのではなく、全身を使った遊びを通して、運動発達を伸ばしていく

また、この時期の発達についてより知りたい方は↓の記事を参考にしてください

・「2歳頃の発達
・「うちの子だけ?2歳〜2歳6か月の発達
・「周りの子から遅れてる?2歳7か月〜3歳の発達

この記事が、少しでもお役に立てたのであれば嬉しいです

最後までご覧いただきありがとうございました

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