インターネットはなくてはならない存在になってきました
そんな時代だからこそ、スマホに育児をさせてはいませんか?
この記事では、子どもがインターネットを使う上での弊害や注意事項を解説していきます
インターネットの時代の流れ
インターネットは1990年代から社会に浸透をし始め、2000年頃から一般に普及し、さらに2010年頃にスマホや各種タブレット端末が一般化したことで、生活になくてはならないものとなりました
今の乳幼児の保護者は、生まれた時はIT機器が身近になく成長してからIT機器が身近になったデジタルイミグランドと呼ばれる世代と、生まれた時からIT機器が身近にあったデジタルネイティブと言われる世代が入り混じっています
デジタルネイティブの保護者では、自身の幼少期にデジタル機器が身近であったことから、子どもにスマホやタブレットを与えるのに抵抗のない人も多いよ!
また、インターネットについては、上手に活用できている保護者もいればできていない保護者もおり、スキルに個人差があります
保護者のインターネットの活用方法
保護者のインターネットの活用方法としては、主に4つが考えられます
社会活動への活用
これは、コロナ禍で浸透したテレワークや、保護者の趣味やお稽古ごとへの活用などが例として挙げられます
これはテレワークでは通勤時間がなくなるメリットもありますが、家庭の中に仕事が侵食してくるというデメリットがあり、つまり、子育てと外界の活動の間で葛藤を起こしやすいといえます
教育や遊びのツール
これは子ども向けのアプリで遊んだりYoutubeなどの動画を見ることがあげられます
良質なコンテンツは子どもの成長に寄与する一方で、有害なコンテンツに触れてしまうリスクや、長時間利用による弊害などといった懸念もあります
子育てにはスマホの利便性を生かして生活に積極的に活用しつつも、ネガティブな部分は回避する賢さが必要だね!
子どものスマホ利用の現状
赤ちゃんとのやりとり遊びを思い返してもわかるように、子どもは自分の働きかけに反応が返ってくることに面白さを感じます
スマホやタブレットなど、自分が触って反応するタンジブルメディアと呼ばれる接触型のメディアを乳幼児が好むのも頷けます
親が家事などで手が離せない時や子どもが騒ぐときに写真や動画を見せているケースが多いよ!
子どもがスマホを利用する時間は年々上昇しています
スマホの良さを活かす育児法
保護者にはインターネットやメディアの良さを引き出すための「積極的な関わり」と、時間や利用するコンテンツを制限するといった「制限的な関わり」の2つの視点から子どもに関わってほしいと思います
積極的な関わり
「積極的な関わり」とはコンテンツやメディアの使用方法などについて子どもと話しながら、一緒に見て一緒に使い、それを題材に質問したりして教育することです
質問する際は、「楽しかったね」「嬉しかったね」など「はい」「いいえ」で回答できる質問ではなく、「なんでうさぎちゃんは泣いちゃったのかな?」など、子どもが自分の言葉で答えられるような「WHクエスチョン」を投げかけると理解や語彙力が増し、さらに効果的です
制限的な関わり
「制限的な関わり」とは、子どもが触れて良いコンテンツかどうかを保護者が吟味したり、使用する時間などのルールを決めたりすることです
インターネットやテレビといったメディアの情報は、全てが子ども用にできているわけではないので、子どもに見せるコンテンツを保護者が毒味係のように確認し管理する必要があります
インターネット上の有害なサイトを見ないようフィルターで制限をかけるのもいいね!
他にも使う時間を制限したり、使用できるスマホを制限するなどのルールを決めることが大切です。
例えば、インターネットには接続していない保護者のお古のスマホなどを準備し、子どもはその中にある子ども用のアプリだけで遊べるようにするのも上手な使い方の一つだと思います
また、子どものメディアの使用時間を把握するために、生活日誌をつけてみることをお勧めしたいです
子どもが何時に起きてどんな活動をしたかをタイムテーブルでつけていくと、スマホやテレビなどのメディアに接触したトータル時間がわかります
もし雨で外遊びができないなどでメディアをたくさん使ってしまった日があったら、別の日にテレビやスマホをつかず思い切り公園で遊ぶ日を作ろう!
メディアを使って子育てを楽しむ
保護者の使用時間も見直す
保護者自身がメディアを使いすぎていないかも見直してほしいポイントだよ!
子どもが話しかけてもずっとPCに向かって仕事をしていたり、スマホを見ていたりすると、子どもに不服従・乱暴・不注意などといった問題行動が出やすいことが明らかになっています
テレワークなど作業を中断するのが難しい場合もありますが、仕事が終わったら会社のパソコンは閉じるなど、メリハリが必要です
ネットをうまく活用する
現在はメディアを子育てに積極的に活用して楽しむことができる時代になってきていると思います
アプリを使って楽しくクリエイティブな活動ができたり、学習することができたりします
これらは子どもの世界を広げる可能性があるものですが、それと共に保護者も子育てを楽しむためのツールになり得るものだと思います
こういったアプリを通して保護者は我が子の新しい一面を発見できるね!
インターネットはうまく使えば可能性も広がります
ネットは様々な経験の中の一つ
睡眠・食事・入浴などの生きていく上で必要な時間を除くと、乳幼児が自由に使える時間は1日5〜6時間程度です
子どもには、友達と外で遊んだり、おもちゃで遊んで手先を使ったり、人とコミュニケーションを取ったり、様々な体験や経験が必要です
その中の一つにメディアがあってもいいのですが、メディアに触れる時間が極端に長くなったりしないよう生活の中で適切なバランスを取ることが大切です
外遊び、絵本読みなど、子どもの発達に必要となる様々な活動がある中の一つしてメディア時間を配分しよう!
コメント