1~2歳の人への興味が低い子への対応のコツ3選

お子さんの関わりの持ちにくさに悩んでいませんか?

保護者
保護者

無視されることが多い..

発達障害も心配になりますよね

この記事では、対人関係の持ちにくさを感じる子への関わり方のポイントを解説していきます

この記事がおすすめな人

・1~2歳児のお子さんを育てている人
・お子さんの関わりにくさが気になる人
・お子さんが発達障害か心配な人

人より物に興味を示す

子どもの状態

正常な発達

この時期の多くの子は、興味を引く物に近寄り、触る、投げる等の働きかけがあります

興味をひく物には一定の特徴があり子どもによって異なります

気になる発達

・人に対して同じような働きかけはみられないか、あっても持続しない
・夢中になっている時に名前を呼ばれても振り向かないことが多い
・意図的に子どもの視界に割って入ると顔を向けることもあるが、目の焦点は大人に合っておらず(背景に焦点が合っている)、すぐにそれてしまう

対応のポイント

身体的問題の可能性を考える

聞こえの問題を見逃さないよう、生活場面での様子を確認

必要に応じて耳鼻科の受診をしましょう

また、乳児期の追視の有無を振り返りましょう

要求するものがある時

興味の対象物を手に入れようとしている時には、大人を介して入手するようにします(直接入手できるような状況をつくらない)

カバさん
カバさん

姿勢を低くして物と一緒に子どもの視野に正面から入り、子どもの名前を呼んでから手渡そう!

すでに要求を表す言葉が出ている場合には、手渡す時に物の名前を正しく言い、要求と合致するよう修正します

特徴の似たものを渡すことによって興味の範囲を広げていきましょう

根気よく対応を続ける

2歳を過ぎたら同年齢の子どもとの関わり方を観察し、状態に変化がみられなければ、専門機関へ相談しましょう

人への興味が持続しない

気になる姿

・動きが多く、名前を呼びおもちゃを見せても反応せず、聞こえていないようにみえる
・近寄ってきても「ちょうだい」のしぐさや言葉がないまま持って行く
・子どもの顔を見ていると視線が合うように感じられるが、長くは続かない
・特定の物に興味が絞られていることが多い

対応のポイント

他者と「楽しい」を共有する

カバさん
カバさん

遊びの「楽しい」という快の情動は、他者がいると強まることを体験させよう!

他者からの働きかけが拒否されないのであれば、積極的に子どもに関わり、遊びを広げて、「楽しい」という情動を共有していきましょう

大人とのやりとりができるようになったら、その場に同年代の他児を交え、子ども同土の関係につなげていきましょう

また、地域の児童館等で実施している幼児向けの親子サークルなどを利用し、日常生活において周囲の環境音や大人の言動の模倣に広がりがみられるか確認しましょう

真似から遊びを広げる

子どもが遊びに関連したまねをしていると考えられるのであれば、まねを通して遊びのイメージをふくらませましょう

  • そのとき子どもが用いているおもちゃと同じ物や、関連した物を持って遊びに参加する
  • おもちゃに関連した音(例:電車の走行音や警報など、子どもが耳にしたことのあるもの)を出したり、子どもに話しかけたりする

1歳半で「ちょうだい」に反応を示さない場合や、2歳で「ちょうだい」と言わない場合は、専門機関へ相談

↓たくさんのおもちゃが試せるのでオススメです

1人遊びが好きで遊びへの介入を嫌がる

気になる姿

・一人で遊んでいるところへ大人が関わろうとすると拒む
・大人がおもちゃを見せても見ない
・渡そうとすると払いのけ、持たせると投げ、その場から離れる
・激しいかんしゃくを起こす

他者からの関わりは拒絶しても、興味を引く人や物には近寄るため、子どもの興味の幅が狭く関わり方は一方通行にみえる

また、感覚過敏が関わっていることもあります

対応のポイント

正しく遊ぶ

遊びを詳細に観察し、内容の適切さと他者の模倣の程度を見極める

例えば、ミニカーを車として扱っているか、遊びはどこかで体験したことの再現であるか等です

子どもが遊ぶ様子を見守り、動作に合わせて掛け声をかけたり、うまくできたときには大いに褒めましょう

楽しく他者と関わる

他者が関わると遊びが楽しくなるという体験の積み重ねから他者とつなげましょう

カバさん
カバさん

子どもの嫌がることをさけて、遊びがさらに一方的にならないよう注意しよう!

遊び道具は皆さんが管理し、皆さんから受け取らせるようにします

現在子どもが使っているおもちゃと同種の物を用い、子どもの近くで遊びましょう

カバさん
カバさん

普段から子どもにやらせて手伝ってくれたと褒め、子どもが保護者の手伝いを受け入れるようにしよう!

1歳半で視線が合わない・模倣や見立て遊びがみられない場合、2歳で大人を相手にしたままごと遊びがみられない場合は、専門機関へ相談しましょう

まとめ

今回は1~2歳児の人への興味の低さについて解説してきました

今回の記事の要点をまとめると、以下の2点があります

まとめ

①興味を持っているものを介して、人への興味を持たせていく
②人と関わることは楽しいという経験を増やす

これらの行動が見られる子は発達障害の可能性もありますので、「自閉症と関わり方のポイント6選」の記事も参考にしてください

また、この時期の発達についてより知りたい方は↓の記事を参考にしてください

・「うちの子大丈夫?1歳〜1歳6か月の正常な発達
・「うちの子大丈夫?1歳7か月〜2歳児の正常な発達

この記事が、少しでもお役に立てたのであれば嬉しいです

最後までご覧いただきありがとうございました

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