正常範囲内?2か月児の成長の確認の仕方と関わり方のコツ

お子さんの発達は順調ですか?

ほかの子と比べて遅れていないかと心配になる方は多いと思います

この記事では、身長や体重、母乳やミルクなどの授乳、生活リズムについて解説し、対応のポイントを紹介していきます

身長・体重をみてみよう

生まれてから、どのぐらい大きくなりましたか?

カバさん
カバさん

母子健康手帳の成長曲線に記入し、伸び方をみてみよう!

生まれた週数や体重はみんな違うので、よその子と比べたりしないでくださいね

伸びの平均は、生後2~3か月の赤ちゃんの平均の値です

母乳・ミルクの必要量

2か月児の母乳・ミルクの1日の必要量は960mlです

1日の体重増加量を計算し、生活リズム表を見ながら考えてみましょう

日増が25gより少ない場合

授乳回数が少ない時は、回数を増やして補ってあげましょう

授乳回数が足りている時は、1回量を増やすために、母乳だけの場合はミルクを足してみましょう

ミルクの場合は1回量を増やしてみましょう

カバさん
カバさん

1週間をめやすにし、増えない時は主治医に相談しよう!

日増が50gより多い場合

授乳回数が多い場合は、授乳と授乳の間隔をあけてみましょう

ミルクの場合は、1日量を今以上増やさないようにしましょう

3か月までは、満腹を感じる視床下部が育っていないので、与えた分だけ飲んでしまいます

カバさん
カバさん

与えすぎに注意しよう!

生活リズムを作っていくために

2か月の赤ちゃんは、朝になっても自分の力で目覚めることができず、1日のリズムが決まりません

生活リズムをコントロールしている視床下部は、3か月頃に働き始める

視床下部が働くと、朝は自分の力で目覚め、夜はまとめて眠ることができるようになり、1日のリズムも決まってきます

2か月は、昼夜逆転しやすい時期でもあります

人は1日約25時間の周期をもつていますが、24時間になるように視床下部で毎日調整しています

ここが育っていない赤ちゃんは、毎日少しずつ遅れていき、2か月の頃に昼夜逆転することがあるのです

では、視床下部は3か月になると自然に働き始めるのでしょうか?

いいえ、視床下部が働くために、2か月の今からやっておくことがあります

カバさん
カバさん

日中起きている時間が増えるから、赤ちゃんに触れ、声かけをたくさんしよう!

泣くことは赤ちゃんの運動

オムツをかえ授乳をしても、ぐずって泣いてしまう時だってありますよ

熱がなければ泣くことも運動だと思ってください

4か月に向けて準備を始めよう

胃の大きさ(容量)は、2か月から4か月にかけて120mlから200mlへと大きくなります

1日量は足りていても1回の授乳量が少ないと胃は大きくなりません

胃を大きくするには?

授乳と授乳との間隔を延ばし、1回にまとまった量を飲む練習をしましょう

ぐずりだしてもすぐに母乳・ミルクを与えず、散歩に出たりあやしたりして、今より少し間隔をあけていきましょう

いつも思うようにはいかないと思います

少しずつ挑戦してみましょう

2か月と4か月の1日に必要な乳量をみると、たった40mlしか増えていないのに体重は増えています

どうしてでしょうか?

カバさん
カバさん

それは、腸の吸収する力が育つからだね!

2か月では、飲んだお乳の全部を吸収していません

腸の吸収する力が育ってくると、ウンチの回数が減り、水状からドロッとした形状へ変わっていきます

腹ばいで過ごす時間をつくる

3~4か月頃になると、首がすわります

腹ばいの姿勢にすると自分で頭を持ち上げ、顔を左右に自由に動かすことができるようになります

2か月になったら腹ばいで過ごす時間を作ってあげましょう

まとめ

今回は2か月の赤ちゃんの特徴について解説してきました

今回の記事の要点をまとめると、以下の2点があります

まとめ

①他児と成長を比べず、その子なりの成長について考える
②生活リズムを形成するために、日中はたくさん遊ぶ
③4か月ごろの発達に向けて、授乳感覚を広げることや腹ばいの練習を取り入れる

この時期の発達についてより知りたい方は「0〜3か月児の正常な発達は?」の記事を参考にしてください

この記事が、少しでもお役に立てたのであれば嬉しいです

最後までご覧いただきありがとうございました

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