多胎児の発育・発達は単胎児とは異なる特徴があります
この記事では、多胎児の特徴から、必要な支援まで解説していきます
多胎児用の発育・発達基準の必要性
妊娠が届けられた時に配られる母子健康手帳は、一般的な母子を想定して作られているので、多胎児の発育・発達を見ていく場合の参考にしようとすると、不都合が起こります
双子の半数以上は2500g未満の低出生体重児または半数以上が37周未満の早産児で、三つ子以上になるとさらにその傾向は強まります
熱心な多胎研究者により双子のための発育曲線が作られたので、双子の場合こちらを使用することが推奨されています
カバさん
やむを得ず一般児の基準を参照する場合は、予定日より早く生まれた場合はその分を差し引いて、修正した月齢で考えた方が良いことが多いよ!
多胎児の発育・発達の特徴
双子と一般児の体重・身長の差は1歳までに顕著な回復を見せ、その後も回復傾向を続け、学童期になれば、単胎児との差はほとんど消失します
カバさん
もっと大きくと言う願いから気持ちが焦っちゃうよね
多胎児間の差
多胎児の間で体の大きさが違うことがあります
胎内で臍帯から受ける栄養に違いがあると生まれた時の体の大きさに差が生じます
一人一人が個人なので育ちも違って当然です
同じ子どもでも飲まない時、食べない時はあります
カバさん
元気で機嫌が良ければ、必要は満たしていると考えて良いよ!
発達の遅れ
早産が多い多胎児は、一般的に発達の早さが遅い傾向にあります
多胎児の間でも1〜2ヶ月くらいの発達の早さの差はよく見られます
カバさん
胎児のそれぞれに応じた関わりをしよう!
多胎児では、特に言葉の発達が一般児より遅れがちです
カバさん
親はつい自分のせいと責めますが、観察や検査によって異常がないならどっしりと構えて気長に見ていこう!
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