4歳の子の歯磨きは毎日しないとやばい⁉︎Q&A

虫歯予防のために、いろいろ気をつけているけど、子どもがどうしても嫌がって歯磨きさせてくれない日はありませんか?

そういった日があると、今までの努力は水の泡になってしまうのでしょうか?

この記事では、幼児期の子どもの歯の健康のためにすべき行動をQA方式で解説していきます

1日でも磨かない日があると良くない?

Q.4歳の息子の虫歯予防についての質問です

虫歯は親からうつると聞き、食器や歯ブラシなどの共有は避けてきました。
現在、保育園およびかかりつけでの歯科検診では虫歯は見つかっていません。

息子は、月に1回程度、夜、疲れ果てて歯磨きをせずに寝てしまうことがあり、
夫は「無理に起こしてでも歯磨きをさせた方が良い」と言います

寝起きが不機嫌になり、その後寝なくなるので、
口の中に虫歯菌がいないのなら多少目を瞑ってもいいのでは?
と思ってしまうのですが、やはり1日でも磨かない日があるのは好ましくないでしょうか。
また、虫歯菌がいなくても、口腔内で起こる病気やトラブルがあれば教えてください

回答

A.4〜5歳は歯磨きの習慣づけを。自分で磨く意欲を育てていきましょう

虫歯のリスクは低い

ご両親ともに虫歯予防には気をつけていらっしゃるようですので、お子さんの虫歯リスクも抑えられていると考えられ、たまに歯磨きをしないことがすぐ虫歯につながるとは思われません

現時点では、お子さんの虫歯リスクは低く抑えられていることが推察されます

ご質問のお子さんの状況では、月に1回程度、歯磨きをしないで寝てしまうことで、すぐに虫歯ができる心配は少ないでしょう

カバさん
カバさん

ただ、「今、虫歯がない≠虫歯菌が口の中にいない」だよ!

自分で磨く習慣をつける

虫歯予防という点だけで見るとセーフなのですが、幼児期の歯磨きには「歯磨き習慣の形成」という大切な要素があります

4〜5歳になったら、親に言われて磨くのではなく、自分から磨こうとする習慣をつけて、磨き方を覚えていく

幼児期後半から小学生にかけては、歯磨きで口の中の健康を守るために大切であることを子どもにわかりやすく説明して、自分で磨こうとする意欲を育てていくことが重要です

カバさん
カバさん

もちろん保護者による仕上げ磨きもまだまだ必要ですので、子どもが磨きにくい部位を中心に磨いてあげよう!

疲れて歯磨きができない時

疲れて眠くなり歯磨きができないことが、ごくたまにならあまり問題はないのですが、年長児で運動が活発になると、寝る時間の前に疲れて眠くなることも増えることが予測されます

夕食後にしっかり歯磨き(仕上げ磨きも含めて)をして、その後の飲み物は水や麦茶だけにして、寝る前はぶくぶくうがいで済ませるという方法もあると思います

カバさん
カバさん

子どもと相談して、歯磨きの時間帯を見直すのもいいね!

子どもも自分で選択したルールでしたら、頑張ろうという気持ちが出てくるのではないかと思われます

虫歯予防

3歳を過ぎて乳歯が生えそろった後の虫歯は、奥歯の歯と歯の間(隣接面)に発生しやすくなります

隣接面の虫歯は、初期段階では目で見ただけでは発見しにくく、虫歯が進行して穴が開き始めて、初めて見つかることも多いものです

隣接面は歯ブラシだけでは清掃しにくい部位なので、虫歯予防にはデンタルフロスを用いての清掃が必要になります

また、糖分の多い間食や甘味飲料が増えると、虫歯のリスクは高まります

虫歯以外の気をつけるべき症状

虫歯菌がいなくても、口腔内で起こる病気やトラブルは様々ですが、歯に関しては「酸蝕症」にも気をつける必要があります

酸蝕症は、食べ物や飲み物などに含まれる酸が直接歯の表面に作用して起こる菌の脱灰

歯が溶ける行動

・レモンやオレンジなどの酸性の果物などを頻繁に食べる
・ジュース/炭酸飲料/スポーツ飲料などの酸性の飲料を水代わりに飲む

また、虫歯菌が少ない歯の汚れ(プラーク)でも、歯と歯茎の境目に付着したままですと、歯肉炎ができやすくなります

カバさん
カバさん

虫歯予防だけでなく、歯や口の健康を守るためにより良い食習慣と歯磨き習慣を幼児期に身につけていこう!

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