お子さんの感覚について違和感を感じていませんか?
感覚の感じ方には個人差があり、生活に支障が出ている場合は伸ばしていく必要があります
感覚統合訓練は本来、正確な評価と理論にもとづいて行なわれますが、ここでは、生活の中での遊びを、いくつかの要素に分けて紹介します
感覚統合を進める遊び
ひとり遊びにしないでおとながかかわってあげて楽しく一緒に遊ぶ経験をひろげてあげることが、人との関係をひろげ、ことばを使う気持ちを育ててゆくために必要です
回転の遊び
グルグル回る遊びだよ!
子どもたちは、抱っこしてグルーンと回してあげると、とても喜び、「もっとやって」と求めてきます
そして、自分の好きな楽しい遊びをしてくれる人を好きになり、その人との関係から他の人へと対人関係がひろがってゆきます
加速度の遊び
スべリ台とか、自転車に乗るとか、ロケットボードに乗ってビューンと引っぱってあげるとか、自分で漕いでロケットボードを進むという動きは、加速度の要素が入っている遊びです
「揺れ」の遊び
プランコやハンモックで揺れたり、シーツに入れて4すみを持ってプランと振ってあげたりする遊びです
「上下動」の遊び
トランポリンとかジャンポリンとか、上下にピョンピョン跳ぶ遊びです
触覚からの入力
乾布摩擦や朝晩着替えをするとか、お風呂でこすってあげるとか、お手々を繋ぐ、くすぐり遊びなどです
スキンシップや抱きしめることは「愛着関係」とか「心の安定」といった心理面からとらえられることが多いが、感覚刺激としてとらえる考え方も必要
他の人に触られるのはいやでも、自分の手で(外側から手を添えて)ほっぺたをこするのはそれほどいやではない、ということがあります
それは「ここに何かが触っている」という情報から「自分の手が動いている」という情報が、脳の中のコンピューターで引き算されるため、不快感が減るのだと考えられます
子どもが求める時期に、十分な刺邀を
子どもはみんな、その時期に、自分の発達に必要な刺激を知っているといえます
たとえば「タカイタカイ!」をするとキャッキャッ喜んでくれるので、おとなは何回でもくり返しくり返し「タカイタカイ!」をします
その結果、感覚統合を進めるために必要な刺識が十分に与えられ、脳の発達が進むよ!
そして十分なだけ刺数を受けると、もう「タカイタカイ!」には興味を示さなくなり、次の遊びへと進みます
また、ブランコに一日中でも乗っていたい時期があります
ブランコの動きによって脳に送り込まれる刺激を受け、発達させるべき機能を発達させ終われば、その遊びはとたんに卒業するわけです
おとなから見ると、いつもいつも同じことばかりと思われる遊びや動きでも、子どもにとっては大切で、今、それをやらなければならない
まとめ
今回は感覚統合を進める遊びについて解説してきました
感覚統合についてもっと知りたい方は「今さら聞けない「感覚統合」って何?」を参考にしてください
この記事が、少しでもお役に立てたのであれば嬉しいです
最後までご覧いただきありがとうございました