お子さんの体の使い方やぎこちなさが心配になったりしませんか?
つま先歩きがあると、発達障害も心配になりますよね
この記事では、気になる体の動かし方へのかかわり方のポイントを解説していきます。
つま先立ちを長くする
原因
①遊びで行っている場合
②筋肉やアキレス腱等神経や整形外科的な問題の場合
③感覚が過敏なために足の裏が等につくのが嫌な場合(感覚過敏)
④感じにくい感覚を感じるために、自分自身で刺激を取り込む(感覚鈍麻)
対応のポイント
遊びで行っている場合
目線が少し高くなったり、感覚を楽しんでおり、状況によってやったりやらなかったりする場合は様子を見ましょう
整形外科的な問題がある場合
アキレス腱が伸びにくい、関節の動きに制限があるという場合は、専門機関を受診してみましょう
つま先立ちだけでなく、手の動き(小さいものをつまめない等)の発達にも心配がある場合や身体全体の緊張が高い等の場合も、受診しましょう
感覚過敏がある場合
家の中ではなるべく裸足で過ごし、手足を使った遊びを心がけて、過敏さをとりましょう
慣れてきたら、外でも裸足になる時を少しずつ作っていきましょう
遊びの際、いきなり感覚の強い物に触れさせるのではなく、少しずつ慣れさせていき、最初は短時間でやわらかい物から徐々に硬い物等にしていきましょう
歩き方がいつまでもぎこちない
正常な発達
1歳前後では、5頭身くらいの体型のために、大人よりも重心の位置は高くなります
この時期はバランスのとりにくい体型なんだね!
このため、歩き始めの子どもは、歩行を安定させるために、足を外側に向けて踏み出し、歩幅を広くとります
両手を挙げて歩くのは、手によるバランスの補助であり、上手に歩けるようになってくると、手を下げた状態で歩けるようになってきます
歩き始めて2~3ヶ月で歩き方は安定してくることが多い
ぎこちない要因
「バランスの悪さ」や、いつも大人が手を持って歩かせる、すぐに抱っこされてしまう、いつもベビーカーに乗っている等、自分でバランスをとって歩く「経験の少なさ」が考えられます
対応のポイント
ハイハイがおすすめ
両手を持って無理に歩かせず、ハイハイをして動きたがる場合は、ハイハイをさせます
ハイハイやつかまり立ちは、足の筋肉を十分に使い、両手両足を使ってバランスをとることも覚えることができます
ハイハイは全員の筋肉にとてもいい刺激になるよ!
おすすめの遊び
歩いている場合でも、ハイハイで追いかけっこや、お馬さん競争やトンネルくぐり、坂を上る等を遊びながらやるとよいです
バランス感覚の遊びとしては、シーツゆらゆら(シーツ等、大きな布の中に子どもが寝て端と端を大人が持ってゆらす)、タカイタカイ、飛行機等、身体を使った親子遊びがよいです
身体を動かすことが楽しいという経験や、よい事があるという経験をたくさんすることが大切
歩き方のバランスの悪さ、というのは歩き方だけではなく、手の使い方の不器用さ等とも関連している場合があります
全体的な発達のチェックもしてみましょう
まとめ
今回は1~2歳児の気になる運動発達について解説してきました
今回の記事の要点をまとめると、以下の2点があります
この時期の発達についてより知りたい方は↓の記事を参考にしてください
・「うちの子大丈夫?1歳〜1歳6か月の正常な発達」
・「うちの子大丈夫?1歳7か月〜2歳児の正常な発達」
この記事が、少しでもお役に立てたのであれば嬉しいです
最後までご覧いただきありがとうございました
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